ファッション

「エイミーイストワール」の梯真奈美が新ブランド、「ジョゼムーン」はエイジレス&ジェンダーレスで海外展開も

 ドットワンは、新ブランド「ジョゼ ムーン(JOSE MOON)」をスタートする。同社の主力ブランドである「エイミーイストワール(EIMY ISTOIRE)」と同じく、MANAMIこと梯真奈美(かけはし・まなみ)がクリエイティブディレクターを務め、エイジレスなスタイルを提案する。価格はアウターが4万5000円〜5万円、ジャケットが3万円〜4万円、ワンピースが1万6000円〜3万3000円、カットソーが8500円〜1万2000円で、日本素材も使用する。梯真奈美がディレクターを務めるブランドは、「エイミーイストワール」、化粧品ブランド「アイアム(AIAM)」に続く3ブランド目になる。ドットワンの藤井亮輔社長は「2014年に『エイミーイストワール』を立ち上げて7年目になるが、(梯)真奈美ディレクターもこの間で表現したい幅が広がった。その思いや気持ちをどのような形で表現するか、『エイミー』のクリエイティブディレクターを兼任するか否か、といった真奈美ディレクター自身のあり方も含めて、2年半以上に渡っていろいろなことを考え、準備してきた。『ジョゼムーン』は海外展開などの新しいことにも積極的に取り組んでいく」という。

 「ジョゼムーン」は2月27日にECサイトをオープン、3月上旬には新宿ルミネ2への出店が決まっている。日本産の上質なカットソー素材を使ったワンピースや、凝った切り返しやパターンのジャケットとパンツなど、商品の価格帯は『エイミー」の1.3〜1.4倍ほど。インスタグラムの公式アカウント(@_josemoon_)では通常のフィードにはハイセンスなビジュアルを使う一方で、ストーリーズではよりリアルなスタイリングを見せるなど、ビジュアル表現に際してもより広がりを意識している。「1年目は新宿ルミネ以外には出店せず、公式ECサイトと新宿ルミネ店に全力を注ぎ、これまで以上に濃い世界観を表現したい。5年後にリアル店舗は4〜5店舗、ECも含めた年商は日本で30億円を計画している。海外展開も並行して進め、越境ECや卸も含めると、日本と同じくらいの規模を目指してやっていく」と藤井社長。

 3ミニッツから「エイミーイストワール」をスピンアウトする形で藤井社長が2020年8月に創業したドットワンは「エイミーイストワール」と梯真奈美ディレクターも出資する別会社運営のコスメブランド「アイアム」、中村麻美がクリエイティブディレクターを務める「アニュアンス」、元「アングリッド」の販売員でインフルエンサーのYURIがクリエイティブディレクターを務める「クレドナ」を含めると、「ジョゼムーン」で5ブランド体制になる。藤井社長は「ファンの熱量を重視したブランド運営を考えると、1ブランドで20億〜30億円が適正規模。3年目の23年7月期で売上高は50億円弱、社員数は170人と猛スピードで成長した。今後も年1ブランドのペースで新ブランドを立ち上げて、26年7月期には売上高100億円を目指す」という。

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