
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。
百貨店・セミセルフショップ新製品1位は、「ディオール(DIOR)」の“ジャドール パルファン ドー”が首位に決定。バイヤーから「ウォーターベースのアルコールフリーの香水で、髪にもボディーにも使えると人気」「ギフト需要が拡大している」との声。2位に「シロ(SHIRO)」の“サボン オードパルファム”、3位は「グッチ(GUCCI)」の“グッチ フローラ ゴージャス ジャスミン オードパルファム”だった。総合1位は「ディオール」の“ミス ディオール ヘア ミスト”。「普段使いがしやすい。かわいいパッケージデザインも人気を後押し」という。2位は新製品でも2位を獲得した「シロ」の“サボン オードパルファン”、3位は常連の「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」の“イングリッシュ ペアー&フリージア コロン”という結果となった。
バラエティー・ドラッグストア新製品1位は「フィアンセ(FIANCEE)」の“ボディミスト IKOI”が獲得。「リラックスできる香りがSNSで話題となって人気に火がついた」という。2位は「アンドエクラ(AND ECLAT)」の“ロールオンパルファン キンモクセイ”、同率2位は「フェルナンダ(FERNANDA)」の“フレグランスボディスプラッシュ(フレグラントオリーブ)2022”だった。総合首位は、20年から連続の「フィアンセ」の“ボディミスト ピュアシャンプーの香り”。バイヤーは人気の理由を「香水の苦手な方でも使いやすい爽やかさにある」と分析する。2位は「フィアンセ」の“パルファン ド トワレ ピュアシャンプー”、3位は前期の同カテゴリー2位の「フェルナンダ」で“フレグランスボディスプラッシュ(マリアリゲル)”に決まった。
EC新製品1位は、「ハニーロア(HONEYROA)」の“フレグランス オスマンサス<オードパルファン>”に決定。「今秋はキンモクセイの香りが注目されていた」と振り返る。2位は「ロクシタン(L’OCCITANE)」の“ホワイトラベンダー オードトワレ”、3位は「ジョー マローン ロンドン」の“コロン コレクション”だった。総合1位は「シロ」の“サボン ボディコロン”に輝いた。「男女ともに人気」という。2位は前期もランクインした「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA FRAGRANCES)」の“レプリカ オードトワレ レイジーサンデー モーニング”と、ベストコスメの常連の「ジョー マローン ロンドン」の“イングリッシュ ペアー&フリージア コロン”が同率という結果だった。
受賞カテゴリー
百貨店・セミセルフショップ
2022年下半期に発売の新製品
1 / 3
1位
“ジャドール パルファン ドー”
「ディオール」
フレッシュな花束が心にふわりと香る、ウォーターベースのフレグランス。新技術の高圧ナノエマルジョン プロセスを採用したフォーミュラと高濃度のフレグランス オイルの融合に成功。特許技術を生かすことで、通常のアルコールフリーに加えて、必要な化学溶剤を一切用いないナチュラル製法によって生まれた。ジャスミンが引き立てるスターマグノリアの芳しい香りにハニーサックルが溶け出すフレッシュなグリーン ノートは白い花々へのオマージュ。一部の店舗は数量限定(30mL、税込1万230円/50mL、同1万4740円/100mL、同2万1120円)
2位
“サボン オードパルファン”
「シロ」
石けんをイメージした香りが全身にベールをかけるオードパルファン。レモンやオレンジなどのフルーツが持つ、フレッシュでジューシーな印象をほのかに抱かせる、ローズやジャスミンがみずみずしさを添えながら、ムスクやアンバーが艶めかしく響く。ポータビリティに優れたボトルは外出先でも活躍する。首もとや腕はもちろん、足首にひと吹きするのも一興。(40mL、同4054円)
3位
“フローラ ゴージャス ジャスミン オードパルファム”
「グッチ」
希望や守護を意味するターコイズの色の包む、幻想的な夢を見る「グッチ フローラ」2つ目のコレクション。気高さの中にも優しい印象を与えるジャスミンの花をサンダルウッドやベンゾインが添え、センシュアルな表情を覗かせる。マンダリンエッセンスとマグノリアの奏でるラストが呼び覚ますのは、内に秘めた喜びを高める静かなエネルギー。(50 mL、同1万4300 円/100 mL、同2万20円)
2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)
1 / 3
1位
“ミス デイオール ヘア ミスト”
「ディオール」
カラブリアン ベルガモットのみずみずしさにホワイトムスクがダイナミックに香る、“ミス ディオール ブルーミング ブーケ”の香りに着想して誕生したヘアミスト。空気のように軽やかなミストがフレッシュに香り、外部ダメージから髪を守る。揺れ動くたびに広がりながら包み込むフレッシュなローズの香り。(30mL、税込5170円)
2位
“サボン オードパルファン”
「シロ」
石けんをイメージした香りが全身にベールをかけるオードパルファン。レモンやオレンジなどのフルーツが持つ、フレッシュでジューシーな印象をほのかに抱かせる、ローズやジャスミンがみずみずしさを添えながら、ムスクやアンバーが艶めかしく響く。ポータビリティに優れたボトルは外出先でも活躍する。首もとや腕はもちろん、足首にひと吹きするのも一興。(40mL、同4054円)
3位
“イングリッシュ ペアー&フリージア コロン”
「ジョー マローン ロンドン」
絶大な人気を誇る“イングリッシュ ぺアー&フリージア コロン”は当ベストコスメでも常連。英国の果樹園で収穫したばかりの熟れた洋梨。その官能的なまでにフレッシュに香りを広げ、白いフリージアのブーケがそっと優しく包む。アンバーとパチョリの芳しくもパワーに満ちた香りに、エッジの効いたウッドが温かさを内包。その独創的でエレガントな香りにブランドフィロソフィーを映し出す。(30mL、同9460円/50mL、同1万3640円/100mL、同1万9030円)
バラエティー・ドラッグストア
2022年下半期に発売の新製品
1 / 3
1位
“ボディミスト IKOI”
「フィアンセ」
昨今、人気のキンモクセイを基調に描いたボディーミスト。夕陽色に染まる花束を見つめた遠い日の記憶が蘇る、華々しくも存在感を感じさせる香り。レモンやベルガモットの爽快な序章からキンモクセイやジャスミンが咲き乱れるフローラルへ。シダーウッドやムスクが力強く響き、柔らかくて深い香りで全身を包み込む。(50mL、税込1320円)
2位
“ロールオンパルファン キンモクセイ”
「アンドエクラ」
昨年に続いて今年も登場した人気作は、年に一度の限られた期間だけ楽しめる限定品。場所や時間を選ばないロールオンタイプは、プラスチックボールを用いた仕様で金属アレルギーにも安心の設計。手首や足首に押し付けながらコロコロと回して香りを付す。オスマンサスやアプリコットを効かせたキンモクセイの香りを甘やかに広げた瞬間から、心温かな時間を刻む。(15mL、同1430円)
2位
“フレグランスボディスプラッシュ(フレグラントオリーブ)2022”
「フェルナンダ」
キンモクセイがリズミカルに香る、数量限定のフレグラントオリーブコレクション。清潔感のあるフレッシュなハニーサックルを効かせた香りは、 フレッシュな果実のようなみずみずしさ宿し、華やかで甘美な印象を与える。天然由来原料配合の香料や植物由来の原料を、容器には再生原料のリサイクルPETを用いるなどサステナブルにも考慮した。(95mL、同1760円)
2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)
1 / 3
1位
“ボディミスト ピュアシャンプーの香り”
「フィアンセ」
20年以降、首位を守り続ける名作のボディーミスト。2011年のデビューから400万本以上の累計出荷数をマーク。誰もが知るシャンプーの香りは、甘さを孕んだ爽やかさで軽やかに芳香する。ジャスミンやミュゲの花びらにある温かさと、ジューシーなフルーツが奏でるハーモニーがいつもの時間を輝かせる。(50mL、税込1320円)
2位
“パルファン ド トワレ ピュアシャンプー”
「フィアンセ」
1位の“ボディミスト ピュアシャンプーの香り”と同じ構成で、グリーンアップルやレモンのフレッシュさにジャスミンなどの甘美 で温かい印象をプラスした。ジューシーなフルーツにある清々しさに、ラストのムスクやウッディーがエッジを効かせるラストが印象的に香る。(50mL、同1980円)
3位
“フレグランスボディスプラッシュ(マリアリゲル)”
「フェルナンダ」
新製品カテゴリーにもランクインした“フレグランスボディスプラッシュ”。マリアリゲルは、ペアーやアップルのフルーツにある清浄さの中に、甘美なジャスミンやミュゲをプラスした香りは上品で華やか。ラストのムスクやサンダルウッドのほのかな芳香は、内に秘めた情熱を見るかのよう。(95mL、同1760円)
ECサイト
2022年下半期に発売の新製品
1 / 3
1位
“フレグランス オスマンサス<オードパルファン>”
「ハニーロア」
昨年もヒットしたキンモクセイ=オスマンサスの香りが今年も季節限定で登場。重厚なオスマンサスにレモンやオレンジのフルーツの香りが弾けるプロローグからジャスミンやローズが溶け出し、フェミニンな印象を残す。温かみのある洗練のエピローグは、切ないほど甘美。色彩豊かな表情を見せる。(15mL、税込2640円)
2位
“ホワイトラベンダー オードトワレ”
「ロクシタン」
すっきりとしたベルガモットとフレッシュを効かせた、ホワイトラベンダーが爽やかに香るフローラルムスク。花や葉や果実たちの香りを、近年の気候変動の害虫被害を受け、生態系の多様性は植物を強くするという考えを応用して、プロヴァンスの伝統的な植物のファインラベンダーを守るためにホワイトラベンダーの育成を開始。7年もの年月を経て“ホワイトラベンダー”シリーズが誕生した。数量限定品。(100mL、同7150円)
3位
“コロン コレクション”
「ジョー マローン ロンドン」
ブランドを代表する5種の香り詰めたコロンコレクション。イングリッシュ ペアー&フリージア コロン、ワイルド ブルーベル コロン、ウッドセージ&シーソルト コロン、ピオニー&ブラッシュスエードコロン、ブラックベリー&ベイ コロン。セント ペアリングも楽しいセットは大切な人へのギフトとしても一役買う。(9mL×5本、同1万4300円)
2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)
1 / 3
1位
“サボン ボディコロン”
「シロ」
香りの構成が同様の“サボン オードパルファム”は今期のベストコスメでランクインした人気の、石けんをイメージしたフレーバー。香り全身にベールをかける人気の香り微細なミストが肌を包み込み、瞬時に穏やかな香りが広がる。フルーツのフレッシュでジューシーさを際立たせながら、ムスクやアンバーが力強い余韻を残す。(100mL、税込1980円)
2位
“レプリカ オードトワレ レイジーサンデー モーニング”
「メゾン マルジェラ」
「メゾン マルジェラ」を代表するラインの一つ“レプリカ”から着想を得て生まれたフレグランス。思い出のシーンを再現する14種をラインアップ。“レイジーサンデーモーニング”はSNSを中心に人気となった香りで、前期、前々期もランクインした。スズランやアイリスなどの花々の香りが想像させる、澄み渡った空。そこにわずかな甘さで温かみを添えることで緩やかに流れる日曜の朝を描く。(10mL、同4840円/30mL、同9460円/100nL、同1万9030円)
2位
“イングリッシュ ペアー&フリージア コロン”
「ジョー マローン ロンドン」
絶大な人気を誇る“イングリッシュ ぺアー&フリージア コロン”は当ベストコスメでも常連。英国の果樹園で収穫したばかりの熟れた洋梨。その官能的なまでにフレッシュに香りを広げ、白いフリージアのブーケがそっと優しく包む。アンバーとパチョリの芳しくもパワーに満ちた香りに、エッジの効いたウッドが温かさを内包。その独創的でエレガントな香りにブランドフィロソフィーを映し出す。(30mL、同9460円/50mL、同1万3640円/100mL、同1万9030円)
忖度なしで売れた製品を称えましょう!
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 クレンジング・洗顔部門1位は「ディオール」「ソフィーナIP」「スキンフード」など
WWDBEAUTY 2022 下半期ベストコスメ 化粧水部門1位は「アルビオン」「エリクシール」「VT コスメティックス」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 美容液部門1位は「コスメデコルテ」「アスタリフト」「ハーバー」など
「WWDBEAUTY 2022 下半期ベストコスメ」 乳液・クリーム部門1位は 「コスメデコルテ」「エリクシール」「メラノCC」
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 ベースメイク部門1位は「ナーズ」「エトヴォス」「プリマヴィスタ」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 アイメイク部門1位は「シャネル」「メイベリン ニューヨーク」「セルヴォーク」
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 リップ部門1位は「アディクション」「オペラ」「メイベリン ニューヨーク」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 ボディーケア部門1位は「シャネル」「ネイチャーリパブリック」「ロクシタン」など
「WWDBEAUTY2022下半期ベストコスメ」 メンズコスメ部門1位は「レカルカ」「スリー」「サボン」「デュオメン」「エグジー」「VTコスメティックス」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 美容機器・ツール部門1位は「リファ」「ボビィ ブラウン」「ロージーローザ」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 スタリング剤部門は「アヴェダ」 「ミズム」「ハニーロア」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 シャンプー・コンディショナー部門は「ラ・カスタ」「ヨル」「エティーク」など
TEXT:AKIRA WATANABE