「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。
百貨店・セミセルフショップ新製品首位は、「アディクション(ADDICTION)」の“ザ マット リップ リキッド(021)”に決まった。バイヤーからは「人気マットリップの新作とあって注目された。シアーな発色はモードになりすぎない色調で好評」と話す。2位は「RMK」の“リクイド リップカラー”、3位に「ディオール(DIOR)」の“ディオール アディクト リップ ティント(541)”だった。総合1位は前期に続いて「ディオール(DIOR)」“ディオール アディクト リップ マキシマイザー(♯001)”に決まった。2位と3位は「シャネル(CHANEL)」が占め、2位に“ルージュ ココ ボーム(♯912 ドリーミーホワイト)”、3位は “ルージュ アリュール ラック”でリップ部門の強さを示す結果となった。
バラエティー・ドラッグストア新製品1位は、「オペラ(OPERA)」の“リップティント N(15 ヌードオレンジ)”に輝いた。バイヤーは「さりげない色気とかわいらしさを両立する絶妙な粘膜カラー。夏のワンシーズンだけでなく、秋冬にも使えるカラーを理由に選ぶ人が多かった」「自然な艶とナチュラルな発色。日本人の肌に合う、絶妙の色味が支持される理由と考える」とコメント。2位は「ケイト(KATE)」の“リップモンスター スフレマット(M02 枯れない桜)”、3位は「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」の“メイベリン SPステイ ヴィニルインク(60 お茶目なヌードローズベージュ)”で、今期も落ちにくいものに人気が集中する傾向が顕著だった。総合首位は「ケイト」の“リップモンスター(05 ダークフィグ)”。バイヤーは「なかなか買えないところも購買意欲を刺激している」という。2位は、新製品首位の「オペラ(OPERA)」の“リップティント N(15 ヌードオレンジ)”。3位は「ロムアンド(ROM&ND)」の“デュイフルウォーターティント(04 chili up)”という結果となった。
EC新製品は、「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」の“メイベリン SPステイ ヴィニルインク”が首位を獲得。バイヤーは、「感動的にマスクにつきにくい、食事でも落ちないこと」が人気の理由と分析する。2位は「セザンヌ(CEZANNE)」の“ウォータリーティントリップ マット(M1 ダスティローズ)”だった。総合1位は「ケイト」の“リップモンスター(11 5:00AM)”。2位は「ヒンス(HINSE)」の“ムードインハンサーウォーターリキッドグロウ”、3位は数量限定発売した「ケイト」の“ミニリップモンスター”で「全色即完売した」との声もあった。
受賞カテゴリー
百貨店・セミセルフショップ
2022年下半期に発売の新製品
1 / 3
1位
“ザ マット リップ リキッド”
「アディクション」
濃密でマットなカラーを1日中続く処方で、軽やかな付け心地を実現したリキッドリップ。あの“マスクに付かない”リップカラーの新色をフォール コレクションで発表した。唇の動きや摩擦にも強い処方でナチュラルに肌に馴染み、内に秘めた魅力をフレッシュオレンジ、レッドブラウン、ウォルナットブラウンの3色に投影。オリーブ果実油・ホホバ種子油など8種のオーガニック植物由来成分や ローズヒップオイルなどのエモリエント美容成分を配合。人気色は021。(新3色、税込各3520円)
2位
“リクイド リップカラー”
「RMK」
チップでサッとひと塗りするだけで、みずみずしい艶と色で包むリップカラー。発売前からSNSで話題となったことも今回のヒットへと導いた。旬のブラウンを基調にしたカラーバリエーションと透け感のある発色で、繊細な膜で包みながら軽やかにフィット。ブラウンのシックなパッケージとサイズ感も好評だ。1番人気は、06 アラモアナモーブ。(全10色、同各4180円)
3位
“ディオール アディクト リップ ティント”
「ディオール」
多くの人に愛された人気のリップカラーが今夏リニューアルした。95%もの自然由来成分が支えるフォーミュラにシフト。チェリー オイルを配合するなどのナチュラル処方で24時間の保湿効果を付与した。独自のアプリケーターで均一に美しく色づけるティントは12時間キープし、ロングラスティングを効果も備える。ナチュラルでピュアなカラーが表情を華やかに彩るシェードと、マスク移りしにくい設計は今のムードだ。人気カラーは541。(新6色、同各4290円)
2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)
1 / 3
1位
“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”
「ディオール」
前期に続き、今期もヒット作の♯001 ピンクカラーがランクインした。19年のリニューアルからさらにファンを拡大し、高い人気をキープ。ヒアルロン酸をキーとする高いスキンケア機能を持たせながら、使い心地の良さと輝きを追求。つけた瞬間から唇をボリュームアップさせる効果も人気を押し上げる。爽やかなミントの香りに心もリフレッシュ。(税込4180円)
2位
“ルージュ ココ ボーム”
「シャネル」
12年1月発売以来、長年にわたって人気をキープ。独自成分のイドゥラ タンドゥル コンプレックスを配合したフォーミュラに、即効性と持続性のある潤いを持たせ、とろけるようなテクスチャーに仕上げた。オイルと補修効果のある糖類をベースとする成分の力で、使い続けることでふっくらとしなやかな唇をかなえる。シースルー パールのカラーが唇に透けるような輝きを放つ。(同4950円)
3位
“ルージュ アリュール ラック”
「シャネル」
ブランド初のライフプルーフ効果を備えたリキッドタイプのリップカラー。微粒化したピグメントを複数のオイルでコーティングして配合。とろりとした質感に高いラスティング効果を備え、サテンのような艶と発色を生む。高いリップケア機能も持たせた処方は、日中の唇をたっぷりの潤いで満たす。スオウとビタミンEによる抗酸化効果により、しなやかで健やかな唇を約束。(全21色、同各5500円)
バラエティー・ドラッグストア
2022年下半期に発売の新製品
1 / 3
1位
“リップティント N”
「オペラ」
2016年のデビューしたヒット作の新作。さまざまな色が混じり合いながら調和する、夏の夕暮れを見るかのような色はブロンズ、オレンジ、ヌードを展開。人気は15 ヌードオレンジ。唇が透けるような質感と鮮やかな発色。そのつけたての色が長時間持続できるティント処方に植物性スクワランを配合。中でも繊細なラメの光るヌードオレンジが人気で、かれんでありながらグラマラスな印象を付す、魅力的なカラーを唇にピタッとフィット。(全3色、税込各1650円)
2位
“リップモンスター スフレマット”
「ケイト」
上半期もランクインした人気の“リップモンスター”にスフレマットが新たに登場。唇から蒸発する水分と、液状リップの油分が揮発する性質を生かして開発したスフレ処方を採用。落ちにくさはそのままにふわりとした仕上がりにした。ぼかしやすさを追求したアプリケーターのチップは、美しいグラデーションを描きやすい設計も好評。1番人気はM02 枯れない桜。(全5色、同各1650円 ※編集部調べ)
3位
“メイベリン SPステイ ヴィニルインク”
「メイベリン ニューヨーク」
“ SPステイ”シリーズの新作。膜形成成分と高濃度ピグメントから成る2層をミックスすることで、色やつや、仕上がりが持続する。シャカシャカ振って唇の上にオン。顔色をトーンアップする発色ながら、カップやマスクに付かない設計。レッド、ブラウン、オレンジなど8種のバリエーションを備えたカラーで鮮やかに唇を描く。好評なのは60 お茶目なヌードローズベージュ。(全8色、同各1969円)
2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)
1 / 3
1位
“リップモンスター”
「ケイト」
21年のデビュー以降、同カテゴリーにランクインし続ける口紅。落ちにくさと高発色にこだわり抜いた設計と絶妙のカラーバリエーションが特長。唇から蒸発した水分を活用する独自処方を採用することで、ラスティング効果をもたらす。ヌーディーなブラウンカラーの05は同カテゴリーに何度もランクインしている。(全11色うちWEB限定4色、税込各1540円 ※編集部調べ)
2位
“リップティントN”
「オペラ」
2016年のデビューしたヒット作の新作。さまざまな色が混じり合いながら調和する、夏の夕暮れを見るかのような色はブロンズ、オレンジ、ヌードを展開。唇が透けるような質感と鮮やかな発色。そのつけたての色が長時間持続できるティント処方に植物性スクワランを配合。中でも繊細なラメの光るヌードオレンジが人気で、かれんでありながらグラマラスな印象を付す、魅力的なカラーを唇にピタッとフィット。(全3色、同各1650円)
3位
“デュイフルウォーターティント”
「ロムアンド」
16年にスタートしたコスメブランド。パーソナルカラーを重んじる、ビューティクリエイターのミン・セロムの視点の光るティントリップが今期もランクインした。フレッシュな果実を思わせるつややかな質感を称えるかのような鮮明な発色が魅力。人気の04はブラウンが効いた深みのあるレッド。1度、2度、3度と唇に色を重ねるたびに表情が変わる、ニュアンスの妙。(全5色、同各1320円)
ECサイト
2022年下半期に発売の新製品
1 / 2
1位
“メイベリン SPステイ ヴィニルインク”
「メイベリン ニューヨーク」
“ SPステイ”シリーズの新作。膜形成成分と高濃度ピグメントから成る2層をミックスすることで、色やつや、仕上がりが持続する。シャカシャカ振って唇の上にオン。顔色をトーンアップする発色ながら、カップやマスクに付かない設計。乾きにくさや、唇の縦皺の目立ちにくさに配慮した設計も高い人気を力強くサポートする。(全8色、各1969円)
2位
“ウォータリーティントリップ マット”
「セザンヌ」
多くの支持を得る、ティントリップの “ウォータリーティントリップ”シリーズにソフトマットタイプが登場。艶やかな仕上がりと鮮やかな発色を踏襲し、ライトなソフトマットなカラーにしっとりとしたテクスチャーを与えた。ハチミツやヒアルロン酸Naなど4種の保湿成分を配合。塗りやすさを追求したスクエア型チップはやわらかく、一度塗りでしっかり馴染むように色づける。人気はM1 ダスティローズ。(新2色、同各660円)
2022年下半期に売れた製品
(新製品を含むアイテム)
1 / 3
1位
“リップモンスター”
「ケイト」
落ちにくさと高発色にこだわり抜いた設計と絶妙のカラーバリエーションが特長。唇から蒸発した水分を活用する独自処方を採用することで、ラスティング効果をもたらす。クリアな発色でみずみずしく色付けるライトブラウンカラーの11はWEB限定色。まるで初夏の朝焼けの空を見るかのよう。(全11色うちWEB限定4色、税込各1540円 ※編集部調べ)
2位
“ムードインハンサーウォーターリキッドグロウ”
「ヒンス」
カラーの上にコーティングする光沢膜が色落ちを防止する、独自のウォーターコーティングを採用した、ティントタイプのリップカラー。透明感のある艶を長持ちさせるビビッドなカラーと輝きは、塗り重ねるたびに密着度が増す。色の深みやボリューム感、光沢感など自在にコントロールするのも一興。W010の日本限定色は、印象的な唇に仕立てるディープブラウン。(全10色うち日本限定1色、同各2530円)
3位
“ミニリップモンスター”
「ケイト」
限定のモンスターパッケージが添える、限定色を数量限定で発売。フレッシュなオレンジレッドのEX-1 真夜中の収穫祭、繊細な輝きを放つパールブラウのEX-2 ホーンテッドミラールーム、フラッシュピンクのEX-3 舞踏会の主役、華やかなパープルピンクのEX-4 マジカルミッドナイトショーの4色で展開。“リップモンスター”は「マスクを外す一瞬でも可愛く」をコンセプトに発売し、品薄状態が続くほどの大ヒットとなった。(全4色、同各880円 ※編集部調べ ※数量限定品のため、現在は販売終了)
忖度なしで売れた製品を称えましょう!
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 クレンジング・洗顔部門1位は「ディオール」「ソフィーナIP」「スキンフード」など
WWDBEAUTY 2022 下半期ベストコスメ 化粧水部門1位は「アルビオン」「エリクシール」「VT コスメティックス」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 美容液部門1位は「コスメデコルテ」「アスタリフト」「ハーバー」など
「WWDBEAUTY 2022 下半期ベストコスメ」 乳液・クリーム部門1位は 「コスメデコルテ」「エリクシール」「メラノCC」
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 ベースメイク部門1位は「ナーズ」「エトヴォス」「プリマヴィスタ」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 アイメイク部門1位は「シャネル」「メイベリン ニューヨーク」「セルヴォーク」
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 ボディーケア部門1位は「シャネル」「ネイチャーリパブリック」「ロクシタン」など
「WWDBEAUTY2022下半期ベストコスメ」 メンズコスメ部門1位は「レカルカ」「スリー」「サボン」「デュオメン」「エグジー」「VTコスメティックス」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 美容機器・ツール部門1位は「リファ」「ボビィ ブラウン」「ロージーローザ」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 フレグランス部門は「ディオール」「フィアンセ」「ハニーロア」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 スタリング剤部門は「アヴェダ」 「ミズム」「ハニーロア」など
「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」 シャンプー・コンディショナー部門は「ラ・カスタ」「ヨル」「エティーク」など
TEXT:AKIRA WATANABE