ファッション

H&M、ロシア市場から撤退へ 「現状下で事業継続は不可能」と判断

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)は7月18日、ロシア市場から撤退することを発表した。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、同社は3月2日からロシアでの販売を一時中止としていた。

 ヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)最高経営責任者は、「慎重に検討した結果、現在の状況下でロシア事業を継続することは不可能だと判断した。ロシアの従業員には大変申し訳なく思うし、これまでの貢献をとてもありがたく思う。また、長年にわたってご愛顧いただいた顧客に心から感謝している」とコメントした。同社によれば、今回の措置によって影響を受ける従業員には「可能な限り最善の方法で」支援するという。

 H&Mは2009年にロシア市場に進出した。店舗数は約170店、従業員はおよそ6000人。同国での売り上げは20億スウェーデンクローナ(約260億円)程度で、6番目に大きい市場となっている。なお、撤退にあたり、在庫処分のため期間限定で店舗の営業を再開する。

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