ファッション

「バルマン」がファインジュエリーをスタート ジェンダーニュートラルなデザインを提案

 「バルマン(BALMAIN)」は、オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターが手がけたファインジュエリーラインをローンチした。同ラインは、ジェンダーニュートラルなデザインが特徴。素材には18Kリサイクルゴールドやコンフリクト・フリー(紛争に関与しない)の鉱物、トレーサブルな宝石を使用し、すべてフランスで生産する。

 「ファインジュエリー制作において重要だったのは、メゾンのエッセンスを忠実に反映すること。」とオリヴィエが語るファーストコレクションは、アイコニックなモチーフをデザインに落とし込んだ“ラビリンス(LABYRINTH)”と“エンブレム(EMBLEM)”という2コレクションで構成する。“ラビリンス”は、ルネッサンス期の複雑な迷路から着想を得て、創業者ピエール・バルマンのイニシャルであるPBをグラフィカルに表現したデザインが印象的。イエローゴールドをベースに、ダイヤモンドをあしらったバングルやシグネットリング、ペンダントなど9アイテムをそろえる。

 一方、“エンブレム”は、メゾンを象徴する紋章とオリヴィエが2012-13年秋冬に発表したの“ファベルジェ”コレクションが着想源。イエローゴールドとオニキス、ダイヤモンドやツァボライト(グリーンガーネット)を使い、翼の生えたライオンと王冠の紋章デザインを表現したビーズネックレスやブレスレット、ピアス、シグネットリング、ブローチなど11アイテムをラインアップする。価格帯は、2000〜3万5000ユーロ(約27万6000〜483万円)。現在は「バルマン」パリ・サントノレ通り店のみで取り扱っており、順次、公式オンランストアやファーフェッチなどでも販売を始める。今後は、不定期で新作を発表予定だという。

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