ビジネス

高島屋「友の会」の機能をアプリで提供 若い世代を取り込む

 高島屋は、新しい金融サービス事業「高島屋ネオバンク」を8日に開始した。百貨店では毎月一定額を1年間積み立てると、店舗で使える1カ月分のボーナスが付与されるサービス「友の会」を長年運営しているが、この機能をスマートフォンのアプリで提供する。20〜40代の新しい顧客層の囲い込みを狙う。

 住信SBIネット銀行が提供する「NEOBANK」のシステムを活用する。アプリ上で同行の口座を開設すれば、預金、決済、融資といった銀行機能を利用できる。「友の会」の機能は、ここでは「スゴ積み(高島屋のスゴイ積立)」と名称を改め、お得感をアピールする。基本的な設計は「友の会」と同じで、例えば月1万円のコースの場合、12カ月後の満期には1カ月分のボーナスが付与されて13万円を高島屋の買い物で使える。

 高島屋友の会の高久充社長は「高島屋の『友の会』は60年の実績があり、現在も50万人のお客さまに利用いただいている。とてもお得なサービスにもかかわらず、若い世代に存在が知られていない。アプリを通じて接点を広げたい」と話す。

 これまで「友の会」に入会するには店舗での手続きが必要だった。会員も中心が60代と高齢化しており、新しい世代を呼び込んでデジタル上の顧客プラットフォームとして活用していく。