ファッション

「ディーゼル」が2022-23年秋冬コレクションをNFTとして販売 NFTプラットフォームを開設

 「ディーゼル(DIESEL)」はこのほど、新たなプラットフォーム「ディー・バース(D:VERSE)」をローンチした。NFTの販売に加え、ユーザー同士が交流できる場として運営する。

 まずはクリエイティブ・ディレクターに就任したグレン・マーティンス(Glenn Martens)のデビューコレクションとなった2022-23年秋冬のアイテムをNFTとして販売した。実際のアイテムとともに、数量限定でNFTバージョンのファッションピースを購入できるようにした。初回のNFTはフェイクファーのジャケットとパファージャケット、スニーカー、ブレスレットをラインアップ。スニーカーは「ディーゼル」のNFTオーナーによる投票で色が決まり、一点物のジャケットのNFTはデジタルオークションハウスのラリブル(RARIBLE)でオークションにかけられた。NFTは通常の通貨もしくは仮想通貨で購入が可能だ。

 またメンバー同士はゲーマーコミュニティで人気のメッセージプラットフォーム、ディスコード(DISCORD)を通じて交流できるようになっている。今後はNFTのセールや抽選、エアドロップ(仮想通貨の配布イベント)、メタバースのウエアラブル、ブランドの新規プロジェクトにアクセスできるようになる。

 「ディーゼル」は以前にもデジタルファッションハウス「ザ ファブリカント(THE FABRICANT)」とNFTマーケットプレイスの「NEUNO.IO」とともにスニーカー“プロトタイプ(PROTOTYPE)”のNFTを制作。ほかにも近年NFT市場に進出するブランドが増えており、たとえば「ジョン リッチモンド(JOHN RICHMOND)」は9月のミラノ・ファッション・ウイーク期間中にコレクションをNFTで披露すると発表した。また「プレイン スポーツ(PLEIN SPORT)」もメタバースネイティブブランドとしてリブランディングし、スニーカーをNFTとともに販売。NIGO®による「ケンゾー(KENZO)」のデビューコレクションでも、NFTが登場した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。