ファッション

「H&M」がサステナブルな新作コレクション発売 循環型ファッションを追求

 「H&M」はサステナビリティに焦点を当てたシリーズ“イノベーション・ストーリーズ(Innovation Stories)”の第4弾として、循環型ファッションを追求した“サーキュラー・デザイン・ストーリー・コレクション(Circular Design Story Collection)”を12月9日に新宿店と公式オンラインサイトで発売する。なお、心斎橋店ではウィメンズコレクションのみを販売する。

 「サステナビリティと喜び」をテーマに、ドレスアップが楽しめるウィメンズ52型とメンズ28型をラインアップした。ウィメンズコレクションからは、回収した古着のブレザーを使用した日本限定デザインのアイテムを新宿店限定で販売する。

 全てのアイテムには同社の最先端の循環型デザインのアプローチを採用した。採用した技術や認証素材は既存、新規併せて約8種類と徹底している。たとえばリサイクルポリエステル100%のドレスや人工ファーコート、セットアップなどはリサイクルの簡易化を考慮し、単一素材にこだわった。廃棄ペットボトル100%を原料としたリサイクルポリエステル糸「リプレーブ アワー オーシャン(REPREVE Our Ocean)」と古着や使用済み繊維を再利用した「サイコーラ(CYCORA)」も今回初登場となる注目素材だ。さらに、ビーズやスパンコールなどの装飾品は、リサイクル時に解体しやすくするために2018年の「グローバル・チェンジ・アワード(Global Change Award)」を受賞したリゾーテックスの分解可能な縫い糸「スマートステッチ」を採用した。各アイテムに付随するQRコードを読み取ると、公式オンライン上で各製品の循環型デザインの詳細について知ることができる。商品軸以外の取り組みとしては、ベルリンとアムステルダム、ストックホルムの一部の店舗では一部のアイテムを対象にレンタルサービスを導入する。

 同コレクションのキャンペーンは、フォトグラファーのラファエル・パバロッティ(Rafael Pavarotti)が手がけた。「Just before the party starts(パーティが始まる前に)」と題し、出かける準備をしている時のワクワク感やファッションを愛する人々の楽観性や個性を表現した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。