ビューティ

「べストコスメ」の裏側を見る スター製品を作り、育てる戦略がカギ【ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望】

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 ファッションとビューティ、オフラインとオンラインを結びつける「WWDジャパン」がスタートするビューティ・インサイトは、「WWD JAPAN.com」のビューティニュースを起点に識者が業界の展望を語る。識者は、美容媒体の編集長やコンサルタント、エコノミスト、そしてサロンスタイリスト。ビューティ業界の半歩先は、ファッション業界の“道しるべ”にもなるだろう。今週は毎年恒例の各美容誌が発表するベストコスメについて。(この記事はWWDジャパン2021年1月18日号からの抜粋です)

今週の識者
弓気田みずほ/ユジェット代表・美容コーディネーター

 激動の2020年を締めくくる「ベストコスメ」が各所で発表された。アットコスメの「ベストコスメアワード」と美容誌「美的」「ヴォーチェ」「マキア」のベストコスメは選考プロセスもターゲットも異なるが、そこにはユーザーや記者の志向、さらにはブランドの思惑が色濃く表れている。今回はビューティ業界を代表する賞の背景と、ベストコスメに選ばれることの意味を考えたい。

アットコスメのアワードは「信頼の証し」

 アットコスメのベストコスメアワードは、新製品・既存品の別なく1年間に投稿された約100万件の口コミをもとに選ばれている。コロナ禍の中、対面でのカウンセリングや店頭のテスター設置が制限された状況で、口コミはユーザーにとってより大きなよりどころとなった。

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