ビューティ
連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望 第10回

D2Cブランドの躍進、 その立役者OEMの変化

有料会員限定記事

 ファッションとビューティ、オフラインとオンラインを結びつける「WWDジャパン」がスタートするビューティ・インサイトは、「WWD JAPAN.com」のビューティニュースを起点に識者が業界の展望を語る。識者は、美容媒体の編集長やコンサルタント、エコノミスト、そしてサロンスタイリスト。ビューティ業界の半歩先は、ファッション業界の“道しるべ”にもなるだろう。今週は百貨店のオンライン接客とジェンダーレスコスメの話。(この記事はWWDジャパン2020年12月7日号からの抜粋です)

今週の識者
矢野貴久子/アイスタイル「BeautyTech.jp」編集長

 特定のファン層をもち、リピート買いされ、かつファンがファンを呼び寄せるような化粧品ブランドであるためには、ユーザーが共感できる「世界観」と「製品の独自性」という2つの要素がそろう必要がある。日本の大手ブランドでいえば、「スリー(THREE)」や「シロ(SHIRO)」などが代表格だろう。

 昨今、D2Cブランドとして急成長しているブランドも、その2つがそろっている。例えばヘア&メイクアップアーティストの松田未来によるネイルカラーブランド「リーカ(RIHKA)」は、彼女の人柄やセンスに共鳴するファンが多いだけでなく、その絶妙なカラーやネーミングなどの製品の素晴らしさで、特にPRをせずとも出すそばから完売してしまう。

この続きを読むには…
残り2316⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。