ファッション

「イケア」が70年発行してきたカタログを終了 最盛期には2億部を配布

 スウェーデン発「イケア(IKEA)」は、70年にわたり発行してきたカタログの発行を終了する。初のカタログは1951年に創業者のインヴァル・カンプラード(Ingvar Kamprad)が発行。全68ページで28万5000部が印刷され、スウェーデンで配布された。96年にはオフィス版、2000年には印刷版とオンライン版を発行し、最盛期の16年には32カ国語で約2億部が配布された。しかし、近年は自社eコマースをスタートしたこともありカタログの需要が減ってきたのが終了の理由で、デジタル強化の一環でもある。「イケア」のeコマースの売上高は19年に前年比45%増、サイトへのアクセス数は40億以上を達成した。また、新アプリを導入するなどオンライン上でのショッピング体験を充実させている。

 リビングルーム、ベッドルーム、バスルーム、子ども部屋など生活のあらゆるシーンにおけるインテリアの提案をバリエーション豊かに行い、多くの人々に親しまれた「イケア」のカタログの70年の歴史を記念したブックが21年秋に登場予定だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

付加価値の原動力「ホスピタリティー」特集 LVMHジャパン社長や百貨店外商、トップ販売員らの定義は?

1月13日発売の「WWDJAPAN」は、ホスピタリティーを特集します。品質だけでの差別化が難しくなっている時代、ファンを獲得して育むにはコトのレベルアップが欠かせません。特に知的好奇心や探究心が強い次世代富裕層や、リアルの価値を知り渇望するZ世代、独自の体験を求めて来日するインバウンドら、ファッション&ビューティ業界が注目する消費者を獲得するには、ホスピタリティーについて考え、モノの購買を付加価値…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。