スウェーデン発「イケア(IKEA)」は2026年初頭に、都心の新宿店と原宿店を閉店する。日本法人のイケア・ジャパンは2020年6月に初の都市型店舗イケア原宿を出店。同店に続きコロナ禍に渋谷店、新宿店と立て続けに都心に出店し、郊外店の主要顧客であるファミリー層とは異なる新しい顧客層の獲得に注力してきた。17年にスタートした自社ECの売上高もコロナ禍で伸び、オン・オフでより幅広い消費者にアピールするオムニチャネル・リテーラーとしての戦略をとってきた。今後は、地方店舗の拡充に注力するようだ。閉店の理由について同社は、“長期的成長を見据えた判断”としている。
同社は現在、郊外型の大型店10店舗、商業施設内に2店舗、都心店3店舗を運営している。新宿と原宿店2店舗クローズ後は、都心は昨年リニューアルした渋谷店1店舗になる。