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デジタルで香りの魅力を発信する香水ベンチャーとユーチューバーに聞いた 嗅覚を使わずに伝えるには?

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 “おうち時間”の充実によりジェンダーを問わず香りへの抵抗感が低くなっているが、まだまだ誰もが香水を毎日使うまでには至っていない。そんな現状を打破し、香水文化を広げようと活動するのが、香水の定期便サービス「カラリア」を展開する南木将宏ハイ リンク代表兼CEOと、ユーチューブチャネル「セント(香水オバケ)」を運営する大川司氏と市川涼氏だ。(この記事はWWDジャパン2020年10月26日号ビューティ別冊からの抜粋です)

WWDビューティ(以下、WWD):南木さんが「カラリア」を、大川さんと市川さんがユーチューブ「セント」をスタートしようと思ったきっかけは?
南木将宏ハイ リンクCEO(以下、南木):「カラリア」をスタートしたのは1年半前です。香水は好きで使っていたけど、店頭で10本ぐらい嗅ぐと香りがよく分からなくなる。また香りは付けて時間が経つと変わっていく。そうなると、店頭に行って買うことだけが正しいのか?と疑問に思ったことがきっかけです。現在、香水約500種類(ファッションフレグランス6〜7割、女性9割)を取り扱っています。

WWD:香水のお試し販売はほかにもあるが、「カラリア」の特徴は?
南木:サブスクで毎月好きなアイテムをお届けすることで、お客さまの感想を集められるということがあります。集めたデータを駆使することで、気づいていない、出合っていない香りに、最短でマッチングさせてあげられることではないかと。サブスクに加え、インスタやウェブメディア、ティックトックを開設し情報を発信しています。

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