ビューティ

「なりたい自分」と「新しい自分」 エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年12月9日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「なりたい自分」と「新しい自分」

 アイシャドウ男子は最近、ビューティの発表会にもちょいちょいお邪魔しております。久々に顔を出しますと、「なりたい自分」と「新しい自分」を分けて考えている方々が多いことに改めて気付き、「ほぅ、ファッションも学ぶべきだなぁ」と感じます。その製品、そのアプローチは、「なりたい自分になりたい」女性に向けたものなのか?それとも、「新しい自分に出会いたい」女性に発信しているのか?その辺りを、結構明確に区別している印象を抱くのです。︎

 特にカラーコスメは、「なりたい自分」を手に入れる色と、「新しい自分」に出会うための色が明確です。正直ルージュ級のリップには手が出せない、シャドウもまだまだ使いこなせる色が多くない男子ゆえ、それぞれの製品に対して客観的なのが幸いしているのでしょうか?製品発表会に行って注目するのは、それぞれの色に付された名前。ここに「なりたい自分」と「新しい自分」の差異を感じ、「面白い!」と思っています。

 どのブランドの、どんな色の、どんな名前のカラーコスメが「なりたい自分」になるためのものなのか?もしくは「新しい自分」に出会うためのものなのか?それは人それぞれですが、例えば「diva(歌姫)」なんて名前は、「なりたい自分」になるためのカラーなのかなぁ?なんて思います。一方「savage(荒々しい)」は、「新しい自分」に出会うための色でしょうか?そんなことを想像しながら、「なりたい自分」っぽい名前のカラーコスメが女子キュンキュンのカラーだったり、「新しい自分」風な名前の新色が冒険的エッジィカラーだと、「なるほど〜」とヒザを打つのです。

 いっそ、ファッションも主力商品には名前つけちゃってもいいかもですね。バッグとかつけてるし。でも、人間像を想起させる形容詞が良いのかなぁ、なんて思います。

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