ファッション

フィレンツェのピッティは9月に延期、ミラノの眼鏡展ミドは来年実施 新型コロナの影響広がる

 イタリア・フィレンツェで開かれるピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)は、6月16~19日に開催予定だった2021年春夏のイベントを9月2~4日に延期すると発表した。子ども服のビンボ、素材のフィラーティなども軒並み9月以降に延期する。主催するピッティ・イマージネのクラウディオ・マレンツィ(Claudio Marenzi)=プレジデントは、「関係各所と議論を重ねて達した結論は、ピッティを含む主要イベントこそが、ファッション業界にとっての再始動の“のろし”であるべき、ということ。今後数カ月は、ファッション・システムという巨大な機械の再起動に向け、努力を重ねるつもりだ。無論、会場のレイアウトなどは、公衆衛生を徹底したものになるだろう」と話す。

 また、従来の2月開催を7月5~7日に延期するとしていたイタリア・ミラノのアイウエア国際展「ミド(MIDO)」はこれを中止し、次回を2021年2月6~8日に実施すると発表した。例年の2月下旬より3週間ほど早い日程だ。ジョヴァンニ・ヴィタローニ(Giovanni Vitaloni)「ミド」会長は声明で、「感染が世界に広がっている中で、出展社や来場者ら、全ての関係者の安全や健康を考慮した。50回目の記念となる次回の『ミド』は世界のアイウエア産業に新たな希望をもたらすと確信している」と述べた。なお「ミド」は、出展社とバイヤーをつなぐBtoBのデジタルプラットフォーム“MIDO4U”をサイト上に開設した。

新型コロナウイルスの最新記事はこちらから

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬パリコレ特集 デザイナーたちからの提案「何気ない日常を特別に」

3月18日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬パリコレクション特集です。2月末から3月にかけて約100ブランドが参加して開催されたパリコレを現地取材し、その中で捉えた次なる時代のムード、デザイナーの視点をまとめました。ファッションデザイナーたちから届いた大きなメッセージは「何気ない日常を特別に」。戦争、物価高騰、SNS疲れと私たちを取り巻くストレスはたくさんありますが、こんな時代だ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。