ファッション

「シュウ ウエムラ」の新制服 江角泰俊がこだわり語る

 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は4月、ビューティアドバイザーが着用するユニホームを刷新した。デザインは東京のデザイナーズブランド「ヤストシ エズミ(YASUTOSHI EZUMI)」の江角泰俊が手掛けた。

 新制服は、黒を基調にライダースジャケットやスカートのファスナー使いをはじめ、「ヤストシ エズミ」らしいアシンメトリーなシルエットが特徴だ。女性用にスカート、パンツ、ジャケット、コートなどの7型、男性用にはパンツ、ジャケット、コート、シャツなどの6型をそろえる。江角デザイナーがメンズをデザインするのはこれが初。同コラボのきっかけは「ヤストシ エズミ」のファッションショーで「シュウ ウエムラ」チームがメイクを担当してきたこと。

 江角デザイナーは制服のデザインについて「店舗をリサーチし、美容部員の制服は立つ、屈む、歩く、メイクするなどのアクティブな動きを考慮した。ボトムスはウエストサイズの微調整を行い屈む、座る動作、ジャケットは腕の動きを配慮して設計した。ライダース風のデザインはスカート、パンツ、ジャケット、コートに加えて、シャツは得意にしている“シャツセーター”(セーターの裾にシャツをドッキングさせたフェイクレイヤード)を取り入れて、重ね着しているようなデザインに仕上げた」と語る。

 江角デザイナーは1981年広島県生まれ。宝塚造形芸術大学やロンドンのセント・マーチン美術大学でファッションデザインを学び、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」でアシスタントデザイナー、「アクアスキュータム(AQUASCUTUM)」でニットウェアデザイナーとして経験を積む。2010年に自身のブランド「ヤストシ エズミ」をスタート。12年には「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」とのコラボコレクションをミラノで発表。14年にはそごう・西武のプライベート・ブランド「リリシスト by YE(LYRICIST BY YE」を始動。15年にはフォルクスワーゲン(VLOKSWAGEN)ショールームの女性スタッフの制服を手掛けている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。