
ビューティ企業では、長年蓄積してきた処方情報や研究データをアルゴリズムに学習させることで、最適な処方設計やコンセプト創出の精度が一段と高まってきた。こうした潮流を踏まえ、「処方開発・構想」「肌分析」「香り開発」の3つの視点から、ビューティ業界におけるAI活用の進展をひもとく。(この記事は「WWDJAPAN」2025年12月1日号からの抜粋です)
AIを活用した肌測定サービスが、美容ブランドや流通の垣根を越えて広がっている。肌状態を可視化するだけでなく、その後の購買行動まで一連で結びつける動きが加速し、各社がデータ活用の次のステージを模索している。資生堂は「エリクシール(ELIXIR)」のオンライン肌測定サービス「エリクシール AI スキンアナライザー」に、9月22日からAIチャット機能を追加した。年間延べ56万人(2024年9月〜25年8月)が利用する人気サービスに、資生堂の皮膚科学研究や店頭カウンセリングの知見を融合した会話型AIが加わり、パーソナルケアが大きく進化した。
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