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ケリングのピノー会長が現在の心境を語る 創業家外出身のCEOにバトンを渡して2カ月

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PROFILE: フランソワ・アンリ・ピノー=ケリング会長

フランソワ・アンリ・ピノー=ケリング会長
PROFILE: 1962年フランス・レンヌ生まれ。パリのHEC経営大学院を卒業し、87年にピノー・グループ(当時)に入社した。複数のグループ会社で要職を歴任した後、取締役に就任。2000年にはPPR(現ケリング)の副CEOに、03年には一族の投資会社でケリングの支配株主であるアルテミスの会長に就任。05年にケリングの会長兼CEOに就任。現在は会長職に専念している PHOTO:SWAN GALLET/WWD ©︎FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

新生ケリング(KERING)が始動し、およそ2カ月がたった。ここ数年ほど業績不振が続いている同社では、創業家外かつ全くの異業種である仏自動車メーカーのルノー出身のルカ・デメオ(Luca de Meo)新最高経営責任者(CEO)が9月15日付で就任し、さっそく事業の立て直しに着手。一方、20年にわたってケリングを率いてきた創業家出身のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼前CEOは、同日付でCEOを退き会長職に専念している。在任中に同社のラグジュアリービジネスの売り上げを約6倍にし、“ラグジュアリー御三家”の一角を担う企業へと成長させた立役者である同会長に、現在の心境や新CEOへの期待、創業家の果たすべき役割などについて聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月24日号からの抜粋です)

WWD:デメオ新CEOに手綱を渡した現在の心境は?

フランソワ・アンリ・ピノー=ケリング会長(以下、ピノー):引き続き取締役会長を務めているし大株主でもあるので、ケリングを離れたという感じはしないものの、振り返ると素晴らしい冒険をさせてもらったなと思う。私は43歳の時にセルジュ(・ウェインバーグ元CEO、Serge Weinberg)からバトンを引き継いで会長兼CEOに就任したが、最初から全幅の信頼を寄せて経営を任せてくれた(創業者の)父は当時65~66歳と、今の私とほぼ同じ年齢だった。それを踏まえ、次にバトンを渡すべきときが来たと決意した。ルカは新たなビジョンやアイデアで、新鮮な息吹を吹き込んでくれるだろう。

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