デザイナーの交代劇はファッション業界に付き物だが、中でも2026年春夏は変化の多いシーズンだった。ミラノでは「グッチ(GUCCI)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「ジル サンダー(JIL SANDER)」が、パリでは「シャネル(CHANEL)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「ロエベ(LOEWE)」「セリーヌ(CELINE)」などのメジャーブランドが新たなデザイナーによるデビューコレクションを披露し、ファッション・ウイークにこれまで以上に大きな注目が集まった。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月10日号からの抜粋です)
今季はショーの本数自体も多く、2025-26年秋冬シーズンの187本と比べて234本と盛況。ファッション関連の検索エンジン兼データベースを提供するタグウォーク(TAGWALK)によれば、シーズンの皮切りであるニューヨーク・ファッション・ウイークが開幕した9月11日から、最後のパリ・ファッション・ウイークが幕を閉じた1週間後の10月14日までの同サイト上におけるページビュー(PV)数は、25-26年秋冬シーズンの同期間と比べて28%増の2700万ビューだった。なお、パリがそのうち49%を占めており、ミラノは25%、ニューヨークは17%、ロンドンは9%とその規模に比例したPV数となっている。
2大注目ブランドは「シャネル」と「ディオール」
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