メルカリの2025年6月期決算における国内最大のフリマアプリ「メルカリ(mercari)」の通期GMV(流通取引総額)は前期比4%増の1兆1209億円と堅調。毎月の取引数と検索数の伸長率ランキングをベースに、韓昇勲パブリックリレーションズ MKGrowthPR マネジャーにユーザーの傾向や特徴的な動きを聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年8月25日号特別付録「ビジネスリポート2025年上半期」からの抜粋です)
WWD:おもちゃ・ホビーのカテゴリーが伸び続けている。海外からの越境買いの伸びが大きい?
韓:海外からの需要に加え、近年の「推し活」市場の拡大を背景とした国内需要が力強くけん引している。この結果、世代を問わず、エンタメ・ホビー関連の取引が活発化している。
WWD:キャラクターはハローキティ、ちいかわ、おぱんちゅうさぎが上半期のトップ3だと感じた。また、最も取引されているのはポケモンカードというのは変わらずか?
韓:トップ3の中でもちいかわが最も人気だ。おもちゃ・ホビーでは変わらずポケモンカードの取引が最も活発だが、K-POPや国内アイドル、アニメキャラクターのトレーディングカードも依然として高い人気を保っている。キャラクターグッズカテゴリーでは、ピンバッジやキーホルダー、アクリルスタンドといった、身につけたり持ち歩いたりできる小物類が人気を集めており、「推し活」消費のパワーを感じる。
WWD:半期を振り返ると、「90年代」「平成」がキーワードとして浮かび上がる。取引や検索が多いブランドやアイテム、検索ワードで特筆すべき動きはあるか?需要の高まりを感じているか?
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