ビューティ

セレブリティーブランドの存在感が拡大 ヘイリー・ビーバーが手掛ける「ロード」の快進撃

有料会員限定記事

ビューティ業界では近年、セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)の「レア ビューティ(RARE BEAUTY)」やブレイク・ライブリー(Blake Lively)の「ブレイク ブラウン(BLAKE BROWN)」など、セレブリティーが手掛けるブランドが相次いで誕生している。ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)の「ロード(RHODE)」は、その先駆的存在の一つだ。ヘイリーは5月、同ブランドを急成長中の米コスメ企業エルフ ビューティ(E.L.F. BEAUTY)に10億ドル(約1460億円)で売却。その動向に注目が集まっている。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月30日号からの抜粋です)

トランプ関税の影響も加わり、米国を中心としたM&A市場が冷え込む中、「レア ビューティ」やキム・カーダシアン(Kim Kardashian)の専属メイクアップアーティストが手掛ける「メイクアップ バイ マリオ(MAKEUP BY MARIO)」、「コーサス(KOSAS)」など、多くの人気ブランドが買い手を見つけられずにいる。投資銀行セージ・グループ(SAGE GROUP)のマリッサ・レポール(Marissa Lepor)=マネジングディレクター兼ビューティ&パーソナルケア部門責任者は、「不確実性は過去最高水準に達しており、M&A市場を脅かしている」と言い、「企業の成績や長期的な業績、顧客の行動について不確実性が生じると投資家は一層神経質になる。取引の進捗が遅れる可能性は高まるだろう」と懸念する。その中で、ヘイリーによる「ロード」の売却は、業界筋から過去最速の“ビリオンダラーディール(10億ドルの取引)”として話題を集めた。

3年足らずで売上高は300億円超え

この続きを読むには…
残り2756⽂字, 画像6枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。