ビューティ
連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT 第102回

「ベアミネラル」撤退で考える、自然派コスメが日本で生き残る難しさ


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ベアミネラル(BAREMINERALS)」が日本市場から撤退のニュースは、日本のビューティ市場において“ナチュラル・オーガニック”であることが武器になるのか?そんなことを考えさせられました。同ブランドは、「5つのミネラル成分だけ」で作られたファンデーションを武器に、ナチュラル&クリーンビューティのパイオニアとして成長。日本では2004年に上陸し、“肌にいいファンデーション”という新しい概念を打ち出して一時代を築きました。

日本市場における「ナチュラル・オーガニック志向」は、確かにここ15年で拡大しています。東日本大震災が一つの契機で、安心・安全の製品が求められるようになりました。しかしそれは「ナチュラル・オーガニックの製品は放射性物質などが含まれていないので安心」「なんとなく肌にいい気がする」という“なんとなく志向”であって、欧米のような強い信念や思想が背景にあるわけではないように感じていました。

もう一つの契機は、コロナ禍です。経済活動が止まったものの環境に対しては明らかにポジティブな影響が見えたことで、「持続可能性」や「自然との共生」といった価値観があらためて注目されるようになりました。“クリーンビューティ”という言葉が浸透し、成分や製造工程の透明性を重視するブランドが台頭。海外からはクリーン×ラグジュアリーの流れも押し寄せています。消費者も「何が肌に触れるのか」「どのように作られているのか」を気にするようになりました。

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