ファッション
連載 本明秀文のノットスニーカーライフ

アトモス創業者・本明秀文の“ノット”スニーカーライフ「逝くまで擦る」

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アトモスの創業者・本明秀文さんの独自の目線と経験から、商売のヒントを探る連載。12 月に入り、今年も忘年会のシーズンがやってきた。1年を振り返るにはまだ少し早いけど、ファッション業界では“過去最高業績”というグッドニュースが目立っていた印象だ。その要因であるインバウンドは、そもそもなぜ金を使うのか。“金は天下の回りもの”とはよく言ったもので、ケチケチしていても意味がないというのは本当……?今回は、そんな金の価値と最近のトレンドについての話。(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月6日号からの抜粋です)

――「ヴァンズ(VANS)」の日本での生産・運営元がABCマートからVFジャパンに変わって、プレス向けの展示会を初開催しました。そこで聞いた「1年間はコラボを極力減らす」という言葉が印象的でしたね。

本明秀文・アトモス創業者(以下、本明):これだけ世の中にコラボが溢れると売る方も買う方も何がいいモノなのか分からない。昨日も原宿で若者が走っていたから何かと思ったら、ポケモンカードだった。転売ヤーも転売できるモノが少ないから必死なんだよ。

――コラボTシャツやフーディも頭打ちな気がしますね。子ども服は、サイズ120cmぐらいから急にシルエットが幼児からキッズに変わるんですが、120cmになると、アイテム、グラフィック、ロゴ、シルエットなどがまさに近年のストリートウエアそのものなんです。要するに、とても簡単な服で、誰でも参入できました。

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