ファッション

「バレンシアガ」、“児童虐待”と批判されたキャンペーンを取り下げて謝罪

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は11月23日、ホリデーキャンペーンのビジュアルが児童虐待に当たると批判されたことを受けてこれを取り下げ、ブランドの公式インスタグラムのストーリーズで声明を発表した。

 同キャンペーンには、首輪や手首の拘束具といったボンデージギアを着けたテディベア型のハンドバッグを持った幼児が写されていた。バッグは「バレンシアガ」の2023年春夏コレクションで登場したアイテムで、ショーでは成人したモデルが手にしていたもの。しかし、キャンペーンでは幼児が持っていたこと、また別のバッグのビジュアルではセットの一部に児童ポルノに関する裁判資料が使われているという指摘が多数あったことから、児童の性的消費や虐待を促しているとしてSNS上などで物議を醸していた。

 こうした批判に対して「バレンシアガ」は、「当ブランドのホリデーキャンペーンによって不快な思いをさせたことを、心からお詫びする。当該のテディベアバッグは児童に持たせるべきではなかった。全てのプラットフォームから、キャンペーンを直ちに取り下げた」とストーリーズに投稿。また、“不安にさせるような”資料がビジュアルに写っていたことについても謝罪し、「この件を深刻に受け止め、当ブランドが承認していないものを使用して撮影用セットを製作した責任者に対する法的措置を検討している。われわれはあらゆる形の児童虐待を強く非難し、子どもの安全と幸福を願っている」と続けて投稿した。

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