1. デムナの故郷ジョージアに捧げた2019年春夏「ヴェトモン」

デムナの故郷ジョージアに捧げた2019年春夏「ヴェトモン」

コラム コレクション・レポート

2018/7/3 (TUE) 12:45

 2019年春夏「ヴェトモン(VETEMENTS)」のメンズ&ウィメンズのショーが7月1日、パリで開催された。インビテーションはハート型のクッキー。それを首からかけて来場する人々もちらほら見られた。結婚式のバンケットのような長テーブルをランウエイにショーがスタート。ミリタリーとストリートをミックスし、デザイナーのデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)の出身地である“ジョージア(GIORGIA)”へのオマージュ的なコレクションを発表した。

 ブラックを軸にイエローやピンク、ブルーを差し込み、民族衣装プリントでエスニックな要素をプラス。“ジョージア”と記されたパーカやTシャツ、中にはブルース・リー(Bruce Lee)風のプリントもある。それらに合わせるのはバルキーな迷彩柄のパンツやデニムで、半パンを重ねているかのようにトロンプルイユが施されている。大ぶりのテーラードジャケットやコートはまるで借り物のようだ。ウィメンズは、メンズ同様のスポーティーなスタイルにプリントのエアリーなドレスをミックスし、ロマンティックな要素を盛り込んだ。同時に、ビニールコーティングしたテーブルクロスのような素材を使用したスカートなどチープな印象のアイテムも。

 今回のコレクションで目立ったのは、トラックスーツやユニホーム風ブルゾンに合わせたマスクと釘を施したブーツやスニーカー。釘はサングラスにも付けられている。それらが加わるとストリートから戦士のスタイルに一変する。紛争の中で育ったデムナ自身の過去を想起させるような演出だ。ショーの後半には、ジョージア、ウクライナ、トルコ、アメリカの国旗柄ブルゾンが登場。単なるモチーフとして採用したのではなく、デムナの社会的なメッセージが込められていると感じた。フィナーレは、純白のケープスリーブが風にはためくマリエでショーを締めくくった。

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