ファッション

“ライフスタイル系”ブームを経ても好調 「ニコアンド」のワクワクする店作り

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 アダストリアの「ニコアンド」がステップアップの時を迎えている。12月中旬に中国・上海に旗艦店を出店すると共に、国内では店舗の大型化を進める。10月には、愛知県・名古屋市のショッピングセンター(SC)、モゾ ワンダーシティに国内最大となる約1980平方メートルの店舗を新規出店した。2007年にブランドをスタートし、12~13年頃に世の中で“ライフスタイル系”が一大ブームとなると、その市場を象徴するブランドとして成長してきた。原宿の旗艦店は14年の開業以来、年間売り上げが前年を下回ったことが一度もないという。浮き沈みの激しいファッション業界で、「ニコアンド」が支持され続ける理由を探った。(この記事はWWDジャパン2019年11月18日号からの抜粋です)

 18年3~8月、アダストリアの業績は急激に落ち込んだが、その際も「ニコアンド」は売り上げを保ち続けた。19年2月期のブランド売上高は309億円、国内期末店舗数は139で、アダストリアでは「グローバルワーク」に次ぐ規模。切り札的な存在だからこそ、同社としては仕切り直しであり、もう負けられない中国事業も「一番勢いがある『ニコアンド』で勝負することに決めた」と北村嘉輝・取締役は話す。

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