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サックス・フィフス・アベニューの親会社が上場廃止へ 時間をかけて再生を目指す

 業績不振が続いているカナダの大手小売りハドソンズ・ベイ・カンパニー(HUDSON’S BAY COMPANY以下、HBC)の取締役会は、リチャード・ベーカー(Richard Baker)=エグゼクティブ・チェアマン兼ガバナーを含めた複数の主要株主が同社の発行済み株式を買い取る形での上場廃止に合意した。

 HBCの業績回復には時間がかかることが予想されるため、短期間での成果やリターンが期待されない環境で再生を目指したいとして、同氏は6月に上場廃止案を取締役会に提出していた。当初の案では6月7日の同社株価終値に48%のプレミアムを付けた1株当たり9.45カナダドル(約774円)での買い取りを提示していたが、最終的には62%のプレミアムを付けた同10.30カナダドル(約844円)での合意となった。

 ほかの主要株主は米投資会社ローヌ・キャピタル(RHONE CAPITAL)、米不動産開発会社ウィーワーク プロパティー アドバイザーズ(WEWORK PROPERTY ADVISORS)、欧州の投資会社ハノーバー・インベストメンツ・ルクセンブルク(HANOVER INVESTMENTS LUXEMBOURG)、米投資会社エイブラムス・キャピタル・マネジメント(ABRAMS CAPITAL MANAGEMENT)などで、ベーカー=エグゼクティブ・チェアマン兼ガバナーの持ち分と合わせておよそ57%の株式を保有している。なお、上場廃止には残りの43%を保有する少数株主の過半数の賛成が必要となる。