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8万通り以上のパーソナルスキンケアの資生堂「オプチューン」を編集部が試してみた まずは設定編

 資生堂が同社初のサブスクリプションサービスとしてスキンケアのパーソナライゼーションを実現する「オプチューン(OPTUNE)」を本格スタートさせた。一人一人の肌環境に合わせたケアを専用マシンが提供するIoTスキンケアシステムで、8万通り以上のお手入れアルゴリズムから最適なスキンケアを提供するという、業界的にも画期的なこのサブスクサービス。月額1万円で利用できます。どんなものか体感したいということで、「WWDビューティ」編集部の20、30、40代を代表する記者3人が個人的に申し込み、3カ月間実際に試して肌の状態がどのように変化するかをレポートします。

「オプチューン」の詳細はこちら

男性記者K:メンズコスメや小売りなどの担当記者
女性記者N:国内メーカー担当記者
女性記者M:国内メーカー担当、「WWDビューティ」マネジングエディター

男はつらいよ スキンケアってなんだっけ?(20代男性記者K)

 自宅にベッド以外の家具がないので、床に置くのを避けるべく送られてきた箱を机にして活用中です(笑)。新しい家電を買ったようで簡素な自宅もなんだか少し華やいだ気がします。終電で帰宅して25時過ぎから「オプチューン」の諸設定をスタート、終えて時計を見ると26時に。既にこの時点で肌とメンタルへの負担は相当なものだったように思えます。

 初回設定後、実際にスタートから掛かった時間は約1分。Wi-Fiに接続してアイフォンのアプリを起動して……。僕の普段のスキンケア方法はというと、洗顔後に手元に常備している化粧水を適当に付けるだけ。ものの5秒あればできることを1分とはいえ、こうも手間がかかってしまうと、習慣として取り入れるのは面倒くさがりの僕には少しハードルが高いように感じました。「スキンケアってなんだっけ?」と自問自答しながら「オプチューン」から出るショット(処方)を眺めていました。肌も自分自身では調子が良いと思っていたから、計測してみると予想に反して結果が悪くて一喜一憂したりと、「オプチューン」が生活の中心になりそうです……と、ここまで否定的なことばかりを書き連ねてしまいましたが、改めて考えると携帯のカメラで肌のキメや水分量まで診断ができて、しかも、その時々の結果に基づいて潤いや肌荒れをケアする成分を処方してくれるって凄くないですか?店頭で購入した商品だと、その時の諸症状を元に選ぶのでそうはいきません。この「オプチューン」は毎回、ユーザーの肌のコンディションを判断して処方を提案してくれるので、まさしくパーソナルなスキンケアサービスなわけです。とりあえず3カ月間続けることを当面の目標に頑張ります。

「いざ使用!」までの道のりは遠い 意外と手こずる設定問題(30代女性記者N)

 「オプチューン」との出合いは2017年11月。新発想のIoTスキンケアシステムを、18年の春にβ版のテスト販売を開始するという発表でした。まるで夢物語を聞いているようでしたが、まさか2年後に自身が体験することになるなんて。まずは「ワタシプラス」に登録して申し込み。その後、専用アプリで自身の肌悩みやなりたい肌を打ち込んで肌測定を行います(この肌測定の撮影も難しい。次回に詳しく)。初回設定はキメも水分も整った良好な結果となり、モニター定番の「ひどかった肌がこんなに良くなりました……!」という結末にはなりませんが悪しからず。肌結果を送信し、自身に届く予定のカートリッジが表示されて、やっと「オプチューン」の配送完了です。

 土曜日の正午、「オプチューン」が到着。「箱が、でかい……!」という第一印象。しかし中身は思いのほかコンパクトでした(それでも本体は想像より大きめでしたが)。そして初期設定を開始。機械には強い方だと思っていましたが、意外と手間取る。しっかり説明を読めばその通りできるはずですが、5本のカートリッジを充填する順番があったりWi-Fi接続がスムーズにいかなかったりだいたい30分ほど掛かりました。この先3カ月の体験に一抹の不安を覚えたところで、私の「オプチューン」生活がスタートしました。

スタートから前途多難 先端技術の難しさを痛感(40代女性記者M)

 8月のお盆期間中からスタートする予定で早速セットアップにすることに。まずは専用アプリを携帯電話にダウンロードし、カートリッジをセット。これで使用できると息巻いていたところ……。エラーマークが出ているではないですか。説明書を読むとカートリッジからお試し美容液が出てくるはずがうんともすんともいいません。

 何度かやり直してみたものの、エラーマークが消えることはありません。こうなったらコールセンターに助けを求めるしかないと、連絡してみました。丁寧に対処法を教えてくれるのですが一向に動きません。コールセンターの担当者と30分程悪戦苦闘したものの、その日は使用することを断念。さらに、「オプチューン」に詳しい担当者が夏季休暇で1週間お休みということで、お盆明けに連絡をくれることに。一人出遅れのスタート決定です……。ちなみに使用しないとときは棚のスペースにぴったり収まっています。そこまで“機械”という印象のデザインではないのでインテリアとして溶け込んでいます。