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資生堂が初のサブスク 8万通りから最適なスキンケアサービス提供

 資生堂は、スキンケアのパーソナライズゼーションを実現する新スキンケアサービス「オプチューン(OPTUNE)」の本格展開を7月1日から開始した。「オプチューン」は、一人一人の肌環境に合わせたケアを専用マシンが提供するIoTスキンケアシステム。2018年春からβ版のテスト販売を開始していたが、改良を含めた開発を進めて8万通り以上のお手入れアルゴリズムから最適なパターンを提供する。同社初のサブスクリプションサービスとして月額1万円で展開していく。

 「オプチューン」は、IoT専用マシンと専用アプリがクラウドを経由して連携。スマートフォンにダウンロードした専用のアプリによる肌測定データや温湿度などの環境データと、「睡眠データによる体内リズムの乱れ」などを独自のアルゴリズムで分析し、その時どきに合わせたスキンケアを専用のIoTマシンから提供する。マシンにはあらかじめ選び出されたカートリッジ5種が充填されており、測定結果やデータを基に8万パターン以上の組み合わせから最適な種類・量が抽出される。アプリでは、どのカートリッジからどれだけの量が抽出されたかなどを確認することができる。残量が少なくなったカートリッジは、そのときの肌状態や肌環境に合わせて選ばれたものがなくなる前に自動で配送される。申し込みはブランドサイト内の専用ページでのみ可能だ。

 資生堂ジャパンの杉山繁和社長は「当社は既存の概念を捨て、ビューティビジネスで社会問題を解決することを目標に掲げてきた。『オプチューン』は、生活者に寄り添ったビューティビジネスモデルのために開発。『オプチューン』は洗顔後のスキンケアがこれだけで完結でき、忙しい中でもスキンケア意識が高い30~40代女性がターゲット。IoTを活用したサービスはビジネスモデルとしてまだ確立されておらず、まずは『オプチューン』によってお客さまの数を増やしていくことを目標としている。ビューティイノベーションはグローバルレベルで検証していき、ゆくゆくは海外展開も視野にいれたい」と意気込む。

 一方、既存の対面での化粧品ビジネスに影響を及ぼすのではないかという懸念に対しては、「化粧品は美容部員との会話の中で購入するスタイルを好む人も多いため、美容部員の活動に影響があるとは考えていない」と分析する。

 7月2~15日まで、「オプチューン」を体験できるポップアップストアを東京・表参道にオープンする。ストアでは実際の製品を使用できるほか、今必要なスキンケアをアドバイスしてくれるツアー体験も用意する。