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韓国のLGがエイボンの北米事業を約140億円で買収

 韓国のLGハウスホールド&ヘルスケア(LG HOUSEHOLD & HEALTH CARE、以下LG)は、エイボン・プロダクツ(AVON PRODUCTS)の北米事業であるニュー エイボン(NEW AVON)を、サーベラス キャピタル マネジメント(CERBERUS CAPITAL MANAGEMENT、以下サーベラス)から1億2500万ドル(約138億円)で買収する。LGの北米事業とグローバルビジネスを強化する狙いだ。

 ニュー エイボンは北米において25万人の販売スタッフを抱えている。LGは「自社の製品開発やパッケージデザインのノウハウを生かすほか、北米におけるソーシャルセリングのリーダー会社としてニュー エイボンのさらなる成長をサポートする」とコメントしている。

 今回の買収により、LGは自社ブランド「ヒストリー オブ フー(HISTORY OF WHOO)」や「ビリーフ(BELIF)」などを展開する北米の事業を強化できる一方で、業績不振の「エイボン」の立て直しを課される。ニュー エイボンは数年連続で売り上げを落とし、ユーロモニター(EUROMONITOR)の調査によると“小売り価値”は3億8400万ドル(約426億円)にまで減少したという。エイボン・プロダクツは訪問販売モデルを現代の市場に合わせてアップデートできず、「ビューティカウンター(BEAUTYCOUNTER)」や「ロダン&フィールズ(RODAN & FIELDS)」などSNSに対応できる販売モデルを導入しているほかのブランドに抜かされてきた。それによって減収を招き、2016年にサーベラスが北米のビジネスの株式80.1%を1億7000万ドル(約188億円)で取得し、ニュー エイボンとして独立させた。エイボン・プロダクツはそれによって、北米以外の地域に注力してきた。その際サーベラス はエイボン・プロダクツの株式を一部買い取ったが、今回の買収ではその株式は引き続き保有するという。

 なお、エイボン・プロダクツの18年通期決算の売上高は前年比10%減の37億5000万ドル(約4162億円)を記録した。また昨年最高経営責任者が代わり、ユニリーバ(UNILEVER)出身のヤン・ザィデルフェルト(Jan Zijderveld)が就任している。