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コーセー19年3月期は6期連続で売上高過去最高を更新

 コーセーの2019年3月期決算は売上高が前年比9.8%増の3329億円、営業利益が同8.3%増の524億円、純利益が同20.9%増の370億円で、全て過去最高を更新した。売上高は6期連続で過去最高だった。

 日本の売上高が同5.4%増の2402億円、アジアが同46.1%増の514億円となり、両地域がけん引し、北米は同1.6%増の375億円と前年を上回ったものの、18年3月期に同30%以上を伸ばしていたことから、成長が鈍化した。連結売上高に占める海外売上高のシェアは27.9%となった。

 日本は、百貨店チャネルにおいて、「コスメデコルテ(DECORTE)」が新客獲得に加え、既存客の育成にも成功し売上高が同1.5倍の680億円と高成長を継続。そのほか、ドラッグストアやGMSチャネルでも「インフィニティ(INFINITY)」など、主力ブランドが売り上げを拡大した。インバウンドは1月から中国で転売規制を目的とした電子商取引法が施行されたものの、個人観光客の需要が安定的に伸び売り上げも伸ばした。アジアは各国の既存チャネルの育成に加え免税店やeコマースなど新販路の開拓を強化。中でも韓国は免税、中国はeコマースが順調に伸びた。

 事業別に見ると、化粧品事業で「コスメデコルテ」に加え、「ワンバイ コーセー(ONE BY KOSE)」が好調で、専門店チャネルへの新業態を推進したアルビオンとメイクブランドを中心に展開する米タルト(TARTE)も堅調に推移。その結果事業部全体の売上高は同11%増の2549億円だった。コスメタリー事業は日焼け止めブランド「サンカット(SUNCUT)」やヘアスタイリングブランド「サロンスタイル ビオリス(SALON STYLE BIOLISS)」が好調で、売上高は同4.6%増の746億円だった。

 なお、20年3月期は、売上高が前期比5.7%増の3520億円、営業利益が同3.0%増の540億円、経常利益が同1.3%増の547億円、純利益が同0.3%増の371億円を見込む。同社は昨年中期経営計画の“グローバルブランド育成期”の最終年度を迎え、現在「世界で存在感のある企業への進化」を目指す「VISION2026」を掲げている。26年までに売上高5000億円、営業利益率16%以上、海外売上比率35%以上を目指す。