ファッション

「ナイキ」対「アディダス」 W杯商戦の前半戦勝者は?

 現在、ロシアの地で各国代表の熱戦が繰り広げられているFIFAワールドカップ(FIFA World Cup以下、W杯)だが、「ナイキ(NIKE)」と「アディダス(ADIDAS)」のグッズ商戦もヒートアップしている。

 「アディダス」はメキシコ、ロシア、コロンビア、アルゼンチン、ドイツ、日本など今大会最多11カ国のユニホームを手掛けているだけでなく、全試合で使われるゲームボールにもロゴを光らせ、W杯公式スポンサーの威厳を見せつけている。その一方で「ナイキ」はブラジル、ポルトガル、ナイジェリア、イングランド、フランスなど10カ国のユニホームを手掛けており、ユニホームのサプライヤー契約では「アディダス」に一歩遅れたが、グッズ商戦においてはまた違った戦況のようだ。

 トムソン・ロイター(THOMSON REUTERS)が6月25日に発表した調査によれば、開幕から1週間の時点で「アディダス」は全W杯関連グッズのうち6%を売ったが、「ナイキ」は同期間中に全W杯関連グッズの28%を売り切ったという。さらに、ファッション関連の分析企業スタイルセージ(STYLESAGE)の協力によるレポート“「アディダス」vs. 「ナイキ」ーW杯でより多くゴールを決めたのは?(Adidas vs. Nike — Who Will Score More World Cup Goals)”によれば、ユニホームTシャツとパンツの平均価格は「アディダス」が56.32ドル(約6100円)であるのに対して、「ナイキ」は75.09ドル(約8100円)と強気の価格設定だ。W杯関連商品は値下げしなくても売れるということを裏付けている。

 「フォーブス(Forbes)」誌によれば、W杯はアメリカにおいて「スーパーボウル(Super Bowl)」、夏季オリンピック、冬季オリンピックに次いで4番目に市場価値があるスポーツイベントで、その額は2億2900万ドル(約249億6100万円)と見積もられているという。しかしその商戦は7月15日の閉幕までの試合の戦局で大きく変わる可能性もある。

最新号紹介

WWD JAPAN

デジタル化で加速するサプライチェーン革命 繊維商社のDX戦略とは?

「WWDジャパン」3月1日号は、「デジタル化で加速するサプライチェーン革命」特集です。コロナ禍で加速したデジタル化が、服作りのプロセスにも変化を与えています。キーワードはDX(デジタルトランスフォーメーション)とサステナビリティ。アパレルのOEM(相手先ブランドの生産)、ODM(相手先ブランドの企画生産)を担う繊維商社は、DXを駆使して大量生産・大量廃棄の悪弊を断ち切るサステナブルなサプライチェー…

詳細/購入はこちら