ファッション
連載 メンズ・コレクション

「ギャルソン」で確信 「強さ」は、楽しんで生み出すモノ

 「強い」。

 皆さんは、この言葉を聞くと、ファッションの世界では何を想像するでしょう?

 おそらく大勢が、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」、もしくは川久保玲を思い出すと思います。

 僕も、そんな大勢の1人です。彼女のメンズ、「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS、以下オム プリュス)」を見続けて10年になりますが、いわゆる“置きにいった”、安全パイのコレクションはありません。ある時は真夏に3重のレイヤードを見せ、多くの場合スーツは大胆に分解・再構築されランウエイに現れます。そんなコレクションの率直な感想はたいてい、「大胆」「破壊」そして「狂気」。だからこそ、ショー会場はたいてい薄暗く、演出は最小限。時にはBGMもナシというショーが多く、正直、そこから生まれる緊張感は強大。それに飲み込まれそうになることさえありました。

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3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

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