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バーバリー上半期は改革に伴う痛手で純利益40%減 

 バーバリー グループ(BURBERRY GROUP)の2016年4〜9月期決算は、売上高が前年同期比4.8%増の11億5850万ポンド(約1499億円)、営業利益が同29.0%減の1億240万ポンド(約132億円)、純利益が同39.7%減の7310万ポンド(約94億円)だった。卸、ライセンス、ビューティ事業が特に不調だったが、これらは既に折り込み済み。ブランドは改革のため、さまざまな戦略に着手している。

 小売事業は売上高同11%増と順調に推移した。香港とマカオが引き続き苦戦した一方で、イギリスなどが売り上げを伸ばした。卸事業は同6%減だった。ライセンス事業は三陽商会との「バーバリー ブルーレーベル(BURBERRY BLUE LABEL)」「バーバリー ブラックレーベル(BURBERRY BLACK LABEL)」の終了に伴い1300万ポンド(約16億円)売り上げを落とした。商品はバッグが好調で、特にリュックサックと“バックル バッグ”コレクションが人気だった。厳しいビューティビジネスに関しては、今後ディストリビューターの数を絞る予定だ。

 同社は苦戦するラグジュアリー市場で勝ち残るべく、組織のスリム化を図っている。年間2000万ポンド(約25億円)の経費削減を計画している。商品も15%以上減らし、低価格なアイテムも導入した。色鉛筆セットやチャームなど、エントリープライスの商品をスタートした。また、気まぐれで為替相場に左右されやすい観光客から、現地顧客にフォーカスを移そうとしている。店舗スタッフの教育にも力を入れた他、VIP顧客専門のチームを30カ国で新規導入した。

訳・北坂映梨

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