大規模改装中の西武池袋本店は、11月後半から12月にかけてラグジュアリーブランド、時計・宝飾、香水など47ブランドの店舗を順次開くと発表した。同店は高級化路線を鮮明にしており、今回開く店舗はその中核になる。ラグジュアリーブランドは独自の世界観を追求したブティック形式で、メンズ・ウィメンズのコンバインショップが多い。7月の3階の化粧品、9月の地下1・2階の食品に続くリニューアルオープンで、年末までに開店するのは全体の7割となる。
オープン日は11月28日以降、ブランドごとにばらつきがあり、同じフロアでも一斉にはオープンしない。47ブランドのうち18ブランドが西武池袋本店に初出店となる。
1階には「ディオール オート パフューマリー」など10の香水ブランドが300平方メートルの規模で入る。2階には「セリーヌ」「グッチ」「ロエベ」「リモワ」など、4階には「ボッテガ・ヴェネタ」「モンクレール」「メゾン マルジェラ」「クロエ」「サンローラン」「バレンシアガ」など、5階は時計・宝飾で「ティファニー」「ブルガリ」「ブシュロン」など、6階は「コム デ ギャルソン」「CFCL」「エトロ」「ヴェルサーチェ」「ベイブストア」「Y-3」などで構成する。
1階には新生・西武池袋本店の顔となる5つのラグジュアリーブランドの旗艦店を開く。現時点でブランドの顔ぶれは発表されていない。旗艦店はいずれも2層で、フルラインナップの商品をそろえ、上顧客をもてなすVIPルームも完備する模様だ。現在1・2階の仮店舗で運営する「ルイ・ヴィトン」は出店確定と言われている。西武池袋本店から24年8月に退店した「シャネル」、25年8月に退店した「エルメス」の両ブランドは再出店する予定はない。