ファッション

「ユニクロ」、25年秋冬はニットを拡販 トラッド潮流で春夏から半袖ニットが好調

ユニクロ(UNIQLO)」は2025年秋冬、春夏からトレンドとして浮上しているというニットアイテムの訴求を強める。年々暖冬傾向が強まる中、「10月にかけて細番手のメリノウールを使った半袖ニットや半袖ポロシャツなどを拡大する」(中野正海ユニクロ グローバルMD部ウィメンズ部長)ほか、素材、デザイン、カラーでバリエーションをつけてニットアイテムをそろえる。

トレンドがスポーティーからトラッドに振れる中で、今春夏は「30度を超える気温の中でも、コットンニットの半袖のポロシャツやプルオーバーがよく売れた。また、欧州では通年でニットアイテムが売れるようになっている」と中野部長。そうした流れを受けて、25年秋冬はニットアイテム自体の型数は前年とほぼ同規模の約40型ながら、「リブ編みのコンパクトシルエットのカーディガンなど、細番手を中心にメリノウールの型数を拡大している」。

メリノウールに加え、欧州を中心に「ユニクロ」のアイコンとして圧倒的な支持を得るカシミヤ、合繊を混紡してチクチクしない手触りを追求した“スフレヤーン”、スエットのような表面感の“ウォッシャブルミラノリブ”もそろえ、それぞれに合ったデザインに落とし込む。カラー展開もカシミヤで30色と多彩だ。

素材の調達は、牧場段階までトレースして品質やサステナビリティに配慮しつつ、「ユニクロ」ならではの買いやすい価格も実現。カシミヤは9900円から、メリノウールなどは3990円から。欧州では通年アイテム化しつつあるというニットだが、湿度の高い日本ではケアの難しさなどで敬遠されがち。「家庭で洗えても平干しが必要といったことになると、毎日着るのは難しい。洗ってそのまま着られるニットを目指し、日々研究開発も重ねている」という。

ニットアイテムをアピールするため、俳優の綾瀬はるかさんらを起用したテレビCMを配信しているほか、インフルエンサーを招いた試着会も実施。フォトスポットを複数作り込んだ試着会場を設け、UGC創出につなげる。

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