「鼻セレブ」のスキンケアライン“ネピア 鼻セレブ スキンリズム”を展開する王子ネピアの親会社・王子ホールディングス傘下の王子薬用植物研究所は、北海道で国産カンゾウの大規模栽培に成功している。取り組みの起点は2013年。製紙業にとどまらない多角化を図る同社グループの方針のもと、植林事業の知見を生かす形で薬用植物栽培に参入した。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月26日号付録「WWDBEAUTY」から抜粋・加筆しています)
王子ネピア

農地住所:北海道名寄市字徳田20番地6
農地面積:20ha
栽培品種:カンゾウ
展開ブランド:「鼻セレブ」のスキンケアライン“ネピア 鼻セレブ スキンリズム”
名寄エリアを選んだのは、当時王子グループの製紙工場が立地していたことが理由だ。自家発電設備により電力の確保が可能で、紙づくりに不可欠な清浄な水と熱源が整っていた。これらのインフラは、収穫物の洗浄や乾燥といった農産物の加工工程においても重要な条件であり、製紙業のリソースを農業分野に活用する事を視野に入れていた。
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