ビューティ
特集 サステナブルビューティーー農業と化粧品産業 第12回 / 全12回

鹿児島発ボタニカルファクトリーが“語れる製品”が世界基準へ

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価値機会の創出

“食べられるほどピュアなスキンケア”を掲げ、鹿児島県産の原料にこだわるのがボタニカルファクトリーだ。地元の農業資源と化粧品製造を融合し、自社ブランドからOEM、中国展開、フランス工場設立まで多角的にビジネスを拡大する。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月26日号付録「WWDBEAUTY」から抜粋・加筆しています)

ボタニカルファクトリー

地図

農地住所:鹿児島県肝属郡南大隅町根占辺田3222
農地面積:約2500㎡
栽培品種:レモングラス、月桃、ホーリーバジルほか
展開ブランド:「ボタニカノン」

“農・工・医”が一体化したシステムに着想

同社は、1996年に大阪でOEM事業をスタート。化粧品を手掛ける以前は、食品の輸入販売を行っていたが、2000年代初頭にスイスやフランスを視察したことが転機となった。「現地で見たのはハーブ畑の隣にある抽出工場、そしてクリニックが併設された“農・工・医”が一体化したコミュニティー型の製造システムだった」と黒木靖之ボタニカルファクトリー代表取締役は語る。これらを具現化するためにまい進する。

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