「プラダ(PRADA)」は、ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークで現地時間1月19日に、2025-26年秋冬メンズ・コレクションを発表した。小雨が降る中、会場に駆けつけた来場者の装いはVネックセーターやカーディガンの着用率が高く、Vゾーンに白いTシャツやシャツを見せてわずかなニュアンスを加えるスタイリング巧者が多かった。トップスのシルエットは着丈が短くタイトで、ボトムスはゆったりしたボリュームが主流だった。モチーフは控えめで、ダークトーンなアウターのVゾーンに、ビビッドなイエローやグリーン、レッドを差し込むコントラストが特徴だ。「プラダ」25年春夏メンズ・コレクションの着用者も多く、パンツに圧着したベルトや、シワやゆがんだボーダーのプリント、レイヤード風セーターなど、トロンプルイユ(だまし絵)の技巧を凝らした装飾も目立った。