イギリス・ロンドン発のブランド「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」は、モトクロスの老舗メーカー、フォックス(Fox)社が展開する「フォックス レーシング(FOX RACING)」の新レーベル「フォックス ラボ(FOX LAB)」とのコラボカプセルコレクションを発売した。
「フォックス レーシング」のディレクターを務めるチャド・ヒルトン(Chad Hilton)は、新レーベルについて「50年の間、フォックスはレーシングカルチャーを体現してきた。オートアフターマーケットの試合を広報するためにジャージからはじまったこのレーベルは、今では革新、影響そして勝利を意味するロゴとなった。『フォックス ラボ』は、ファッションと精神、そしてアートの限界を押し広げるために生み出した」と語った。
ジャージを古典的な方法で再解釈
幻想的なキャンペーンビジュアルは、造形作家ジャコルビー・サッターホワイト(Jacolby Satterwhite)が制作した。
コレクションは、1977年に公開されたスリラー映画「三人の女」に着想した全20型のユニセックスアイテムで構成。「キコ コスタディノフ」2024-25年秋冬コレクションの特徴である、柔らかなシルエットと近未来的な非対称さを落とし込んだジャケットやパンツのほか、映画のセットを想起させる退廃的なニュートラルトーンのモトクロスアイテムをラインアップする。
デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)は今回のコラボについて、「フォックス社のテクニカルアパレルの典型的な硬く飽和した見た目に洗いをかけ、柔らかなアプローチをかけていった」と説明。さらに、コレクションは「フォックス発祥の地の地理的景観と、1970年代後半に見られた、カリフォルニアの乾燥した砂漠のような場所にいるライダーたち」から美学的な影響を受けていると付け加えた。
カプセルコレクションは、16日に「キコ・コスタディノフ」のロサンゼルス店とオンラインなどで先行発売し、1月18日に「キコ・コスタディノフ」東京店とドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)の公式オンラインストアでも販売する。22日からは世界中の21の店舗で販売する。