ビューティ

トラベルリテール業界に訪れる “ニューノーマル” LVMH傘下DFSは中国・海南島に大規模商業施設を開業へ

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トラベルリテールは2020年の新型コロナウイルス流行後、劇的な変化を遂げている。依然として高級化粧品、とりわけスキンケアのトップ消費者である中国人が国外旅行を再開していないにもかかわらず、多くの小売りやブランドの売り上げ規模が19年の水準を超えている。TFWA(世界免税協会)のエリク・ジュール・モルテンセン(Erik Juul-Mortensen)会長は、「人々は旅行を渇望しており、免税店やトラベルリテールを取り巻く環境は現在ポジティブなものであふれている。しかし、私たちは19年の状態に戻っているわけではない」と語る。消費者の購買行動の変化と、地域や商品カテゴリーの回復のばらつきがビジネスの変革を後押ししている。(この記事は「WWDJAPAN」2023年12月18日号からの抜粋です)

トラベルリテールにおいてビューティカテゴリーは重要な要素だ。ジェネレーション・リサーチ(GENERATION RESEARCH)によると、世界の免税店の売上高は香水・化粧品が約40%のシェアを占める。同カテゴリーの22年の売上高は前年比60%以上増の約650億ドル(約9兆4250億円)と断トツの1位だった。カテゴリー別の売り上げシェアは次いでワイン・蒸留酒、ファッション・アクセサリーがそれぞれ約15%を占める。香水・化粧品カテゴリーの内訳は、スキンケアが売り上げ全体の半分以上を占め、フレグランスとメイクアップがそれに続く。

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