ビューティ

アイスタイル23年6月期は過去最高の売上高428億円 営業損益も黒字転換


「アットコスメ(@COSME)」を運営するアイスタイルの2023年6月期連結決算は、売上高が前期比24.7%増の428億円、営業損益が8億1700万円の黒字(前期は4億5300万円の赤字)、経常損益が4億1000万円の黒字(同5億9300万円の赤字)に転換した。ECと実店舗で構成するビューティーサービス事業がけん引し、過去最高の売り上げを記録した。

ビューティーサービス事業の売上高は同33.4%増の292億円、営業利益が同313.8%増の13億円だった。店舗では、人流の回復に加えオンライン・オフラインの一気通貫した販売促進イベントなどで来店客数が増加。ECは年に一度の祭典「アットコスメ ビューティデー(@COSME BEAUTY DAY)」や毎年6月に開催するイベント「アットコスメ スペシャルウイーク(@COSME SPECIAL WEEK)」が寄与し、店舗とともに2ケタ増収で着地した。「アットコスメ」を中心としたサービスで構成するオンプラットフォーム事業の売上高は同8.4%増の79億円、営業利益が同52.1%増の13億7300万円だった。

グローバル事業の売上高は同3.5%増の43億円、営業損益が8600万円の赤字(同2億900万円の赤字)だった。不採算事業の整理や撤退で収益構造の改善を行い、香港の3店舗も健闘したが、中国の越境EC事業と韓国事業が低迷し赤字となった。

24年6月期の連結業績予想は、売上高が同16.6%増の500億円、営業利益が同46.8%増の12億円、経常利益が同143.7%増の10億円、純利益が同154.3%増の7億円を見込む。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。