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連載 エディターズレター:IN FASHION

アートに限りなく近いインテリアの力 「ミラノサローネ」が面白い【エディターズレター:IN FASHION】

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※この記事は2023年05月02日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

 先週お送りした「ラグジュアリーの展覧会」に関するレターに、読者の方から次のようなメッセージが届きました。

 「(ラグジュアリーの展示会には)一つのアンカーづくりみたいなものを感じる時があります。(彼らは)価値の多様化に本当に敏感に反応している。自分たちは何者?これから先どこへ向かうべきか?そんなことを自らに問いかけての回顧録のような気がしてならないのです」。

 「一つのアンカーづくり」。的を射た言葉ですね。アンカーとは「心の拠り所」と置き換えられ、元は船の錨の意味で、海や川の底にそれが突き刺さることで船は固定され、流されなくなります。リレーの最後の走者やニュースキャスターのように重要な役割を担う人を指すこともあります。展覧会が提示する価値が観る人やその後の社会に影響を与える、という意味で、それを「アンカー」と表現する。知的で絵心のある表現だと思います。

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