ファッション

メキシコ大統領夫人が「ラルフ ローレン」を文化の盗用で批判

 作家兼研究者で、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)=メキシコ大統領の妻であるベアトリス・グティエレス・ミュラー(Beatriz Gutierrez Müller)は、自身のインスタグラムに「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」の商品画像を投稿し、メキシコのコントラやサルティーヨの先住民コミュニティーのデザインを模倣した商品であり、いわゆる“文化の盗用”だと批判した。これを受けて、ラルフ ローレン社は、謝罪文を発表した。

 ラルフ ローレン社の謝罪文には、「この製品が販売されていることを知り、驚いている。何カ月も前にこの製品が製造ラインに乗っていることを発見した際に、すべてのチャネルから当該製品を削除するよう厳しく命じた。可及的速やかにかつ徹底してこの製品を排除したにもかかわらず、なぜ販売されているのかについては、緊急監査を行っている。このような事態を招いたことを深くお詫びし、当社は常に改善のための対話を受け付けている」と書かれている。

 ラルフ ローレン社の謝罪後、グティエレス・ミュラーは別の投稿で謝罪を受け取ったとコメント。「何世紀にもわたってこれらの衣服を作ってきた職人たちのすばらしい仕事を学んでもらうために」同社をメキシコのコントラに招待したという。ラルフ ローレン社はWWDの取材に対し、この招待を受けることと、メキシコシティで来月開催される展示会「オリジナル(ORIGINAL)」に参加する予定があるとコメントした。

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