ファッション

ニューヨークの「カシヤマ」本格始動 コロナの長期休業から2年半ぶり

 オンワードパーソナルスタイルのカスタムメード業態「カシヤマ(KASHIYAMA)」は、ニューヨーク店の営業を本格的に再開した。2020年2月末にオープンしたものの、新型コロナウイルスによるパンデミックによって長らく店を閉めていた。本格始動に合わせてメンズとウィメンズの定番的なテーラリングの個性を強調した新しいコレクション「My Gardener」を発表した。

 オーダーメイドの民主化を掲げた「カシヤマ」は現在、日本では約60店舗を展開中。アメリカではボストン、ワシントンDC、フィラデルフィアでアポイント制の店舗を構え、全米でトランクショーなどを行っているが、メンズスーツブランドの集まるニューヨークのマディソンアベニューにあるニューヨーク店が旗艦店となる。

 2層、約170平方メートルの同店ではメンズに加え、ウィメンズのオーダーメイドとカスタムメイド、さらにはアメリカのみで展開中のカスタムジュエリーの販売を今シーズンから開始した。「メンズのスーツブランドがしのぎを削るニューヨークのこの地で世界に向けて『カシヤマ』の世界観を発信できたらと思う。ポストコロナでスーツ需要の戻りも感じている」と村上潤オンワードUSAプレジデント兼CEOは話す。

 「オーダーをしてから最短10日でできるオーダーメイドとカスタムメイドのスーツ」は素材によって価格帯が異なるものの、平均価格帯が300〜800ドルとリーズナブル。競合ブランドでオーダーをした人たちがレビューの良さを見て「カシヤマ」に来店し、クオリティの高さと価格のバランスから顧客になっていく例も多いという。オーダーメイドやカスタムメイドにすることで在庫を抱えず、無駄を出さない、エコな販売方法も時流に乗っている。

 最新コレクションの「My Gardener」は20世紀初頭の英国の庭師たちのエレガンスにインスパイアされたものでネイビーやブラウンなど、深みのあるカラーにペイズリー、ピンストライプ、ウィンドウペーン、チェックと言った英国ファッションの伝統的なパターンが使われている。今シーズンのコレクションの素材を元に、デザインや裏地、ボタンなど、細かなディテールまでをパーソナライズできるのが「カシヤマ」の魅力だ。

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