ファッション

「クードス」が初のプレゼンテーションを開催 22-23年秋冬は少年のようにピュアなテーラード

 工藤司による「クードス(KUDOS)」が5月29日、2022-23年秋冬コレクションをブランド初のプレゼンテーション形式で披露した。

 コレクションテーマは“LOST AND FOUND”。テーラードスタイルを軸に、カットアウトや異素材のドッキングなどで、同ブランドらしい遊び心を加えた。ジャケットの見頃を折りたたんだり、ボタン位置をズラしたりと、テーラリングの再解釈も目立った。モデルは素肌の上にジャケットやシャツを羽織って、ステージの上を自由に動き回る。無造作なヘアと、絵の具が顔についたようなメイク、缶バッジやラフに垂らしたマフラーといったスタイリングも相まって、少年のようなピュアなムードが漂う。工藤デザイナーの故郷である沖縄に思いを馳せて、本土復帰をイメージさせるグラフィックや、カーゴパンツなどをアップサイクルしたオーバーサイズシャツ、パラシュート素材をアップサイクルしたドレスも登場した。

 うねうねした造形のヘッドギアは「コウタ オクダ(KOTA OKUDA)」との共作で、荷役に用いるパレットを重ねたステージ演出はオブジェクト・デザイナーのSiin Siinが担当した。音楽は、同ブランドのイメージモデルを務めたこともあるラッパーのKID FRESINOが制作した。

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