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「アットコスメ」の口コミから読み解く“シカ”アイテムのヒットの法則

 アイスタイルは、「@cosme ベストコスメアワード 2021 下半期トレンドキーワード&ベストトレンドキーワード」を発表し、21年のベストトレンドキーワードを「シカ」に決定した。今回は、「アットコスメ」に寄せられた「シカアイテム」に関する口コミを、西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナーが解説。ヒットの法則を読み解いていく(集計期間:21年12月1~31日)。

――― 12月の「シカ」に紐づいて使われたワードで特徴的なものは?

西原羽衣子「アットコスメ」リサーチプランナー(以下、西原):「口コミでは、ニキビや肌荒れの鎮静といった記述と紐づいて登場している。また、『炎症を治し・肌の再生を促し・強化する作用』についての記述や、『敏感肌や赤み肌、紫外線を浴びて敏感になった時やゆらぎ肌にも安心して使える』といった評価がされている。マスク着用、季節の変わり目、花粉、黄砂、寒暖差、ストレスなど、肌がゆらぐさまざまなシーンが登場することも特徴だ」。

――― 「シカ」の出現数は?

西原:12月に投稿されたクチコミにおけるシカの出現率はやや落ち着いた。アットコスメにおいて人気のあるシカ商品が、さっぱりとした使用感のシートマスクであること、またシカに期待されることが前述の通り、ニキビや肌荒れの鎮静であることからも、気温や湿度の高い季節に特に需要が高いようだ。

21年12月「シカアイテム」口コミランキング

1位「VTコスメティックス」“シカデイリースージングマスク”(30枚入り、税込2420円)

西原:昨年末に発表した「@cosmeベストコスメアワード2021 ベストシートマスク」で第1位を受賞。ピンセット付属で衛生的に使えること、「すっきりさっぱりした使用感なのに潤いもしっかり肌に入っている感じ」が、べたつきを嫌うコロナ禍にマッチしたと思われる。「薄めのシートで肌に密着して急いでいる時も扱いやすい」ため、毎日のケアや朝の使用によいと評価されている。昨年のドラッグストアへの販路拡大により、購入しやすくなったことも人気拡大を後押しした。

2位「ドクタージャルト」“シカペアクリーム”(50mL、税込5280円)

 シカブームの火付け役とも言える商品。肌再生クリームとも呼ばれ、「肌荒れもニキビも酷くならず落ち着いてきた」「生理前はよく荒れるが、今回はこれのおかげか荒れなかった」とコメントされている。「マスクで荒れてしまった肌を鎮静化させてくれた、私のお守りアイテム」とも言われるようにコロナ禍の不安定な毎日に、安心感を与えている印象だ。

3位「VTコスメティックス」“VT シカクリーム”(50mL、税込2730円)

 「薄いグリーンの透明なジェル状で、シカ独特の落ち着く香り」のするクリーム。「外部の環境から受けた刺激(マスク荒れなど)を落ち着かせてくれる」「お肌の基礎体力をアップさせ、健康な肌に導いてくれる」という声が多い。

4位「ドクタージャルト」“シカペア リカバー” (SPF40・PA++)(15mL、税込1925円)

 「クリーム自体の色はグリーンだが肌に塗り広げるとベージュになり肌の色に」変化する化粧下地。「シカで鎮静しながら肌色補正ができて日焼け止め効果もある」と記され、コロナ禍のマスク生活での「脱ファンデ クリーム」として評価されている。

5位「VTコスメティックス」“マイルドトナーパッド”(130mL、60枚入り、税込1815円)

 エンボス面とプレーン面がある円形パットにジュワーッと染み出すシカの化粧水が含まれたトナーパッド。口コミでは、「デコボコの方でしっかりとピーリング&皮膚鎮静して、ツルツルな方で水分補給&皮膚鎮静を行うことができる」「パックとしても拭き取りとしても使えて便利」「シートパックが面倒に感じる時があるので、これだとサッと拭き取って、気になるところにぺたんと気軽にケアできる」と評価されている。「朝の洗顔後の、拭き取り化粧水として」使用するという声も。

――― シカアイテム以外で、特に盛り上がりを見せたカテゴリーは?

西原:12月の「@cosme BEAUTY DAY」は4回目の開催。21年12月のクチコミは昨年の3倍以上だった。「楽しむ」「喜ぶ」「ご褒美」といったワードの出現率も増加。コロナ禍のストレスから例年以上に買い物を楽んでいるようだった。

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