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「ケイト・スペード」が世界中の女性のエンパワーメントとメンタルヘルスのため「ソーシャルインパクト・カウンシル」を創設

 「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は、女性のエンパワーメントとメンタルヘルスに関する活動を進める世界中のリーダーからなるグループ「ソーシャルインパクト・カウンシル(SOCIAL IMPACT COUNCIL)」を創設した。メンバーには、女優でボリス・ローレンス・ヘンソン財団の創設者であるタラジ・P・ヘンソン(Taraji P. Henson)や、レディー・ガガ(Lady GaGa)の母でガガと共同で創設したボーン・ディス・ウェイ財団の理事長であるシンシア・ジャマノッタ(Cynthia Germanotta)らが名を連ねる。ブランドが持つプラットフォームや各種資源を直接利用できる機会を、2025年までに10万人の女性に届けることを目標に掲げる。

 リズ・フレイザー(Liz Fraser)「ケイト・スペード ニューヨーク」最高経営責任者兼ブランドプレジデントは、「女性のエンパワーメントは『ケイト・スペード ニューヨーク』の取り組みの柱だ。この10年間の活動を通じて、同分野におけるメンタルヘルスの重要性も明らかになった。一方で、それらは長きにわたり軽視され、理解されず、投資も不足していた」と話す。

 「ケイト・スペード ニューヨーク」は14年に、アフリカのルワンダで「オンパーパス(ON PURPOSE)」プロジェクトを立ち上げ、資金を供給。バッグ工場で「ケイト・スペード ニューヨーク」のハンドバッグを作る女性のエンパワーメントに取り組んでいる。あわせて、メンタルヘルスに関するプログラムも開発・提供している。

 創設者ケイト・スペードが18年に自ら命を絶ったことを機に、「ケイト・スペード ニューヨーク」は進行中だったソーシャルインパクトの取り組みを拡大し、その中心にメンタルヘルスを据えた。「ケイト・スペード ニューヨーク」とケイト・スペード財団は、ブランドのコミュニティーに属する世界中の女性のエンパワーメントとメンタルヘルスの改善のため、年間200万ドル(2億3000万円)以上を寄付する方針だ。日本でも3月上旬、公式サイト上にソーシャルインパクトについてのページが立ち上がるという。

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