ファッション

「バーニーズ ニューヨーク」が「ここのがっこう」をリテールパートナーに 若手発掘強化で「伝説が生まれる場所」目指す

バーニーズ ジャパンは、山縣良和「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)」デザイナーが主宰するファッションスクール「ここのがっこう」と、若手デザイナーの発掘・育成に向け協業する。取り組みの一環としてバーニーズ ニューヨーク銀座本店では、「ここのがっこう」の修了生および在校生のブランドを集めたポップアップイベントを開催中だ。会期は8月25日まで。今後はさまざまな施策を1年間かけて実施予定だ。

期間中バーニーズニューヨーク銀座本店1階のポップアップスペースでは、「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」「フェティコ(FETICO)」「コトハヨコザワ(KOTOHAYOKOZAWA)」「オダカ(ODAKHA)」「ピリングス(PILLINGS)」「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」「スポメニック(SPOMENIK)」「リトゥン バイ(WRITTEN BY)」など「ここのがっこう」の修了生によるブランドを販売する。また、修了展でバーニーズ ジャパンが選出した若手クリエイターの作品も展示する。ショーウィンドウは、メトロポリタン美術館にも作品が永久収蔵された津野青嵐や、テニスの大坂なおみ選手のウィンブルドンの衣装を手掛けた八木華らの作品が飾った。

老舗と若手が生み出すケミストリーに期待

13日に行われたレセプションでは、バーニーズ ジャパンのペニー・ルオ(Penny Luo)社長と、山縣デザイナーらがトークセッションに登壇した。

ルオ社長は今回の協業について、「新しい才能を発掘するバーニーズの原点回帰」と話す。日本を含むアジアから次世代のデザイナーを発掘するパートナーを探す中で、「ここのがっこう」と出合ったという。きっかけは、約1年前に訪れた同校の修了展だった。「いい店に入った時のワクワクやドキドキ、インスピレーションを感じた。これほど刺激されることはなかなかなかった」と振り返る。

昨年、銀座本店で初のポップアップを実施。大きな反響があったことから、継続的な協業へと発展した。ルオ社長と山縣デザイナーは、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が老舗メゾンである「ディオール(DIOR)」を舞台に才能を大きく開花させている例などを挙げながら、ルオ社長は「若手が持つエネルギーと大きな舞台を掛け合わせたときに生まれるケミストリーはすごい。そういうパートナーシップを目指していきたい」と話す。

山縣デザイナーは、「かつてジョン・ガリアーノの卒業コレクションを、ロンドンのセレクトショップのブラウンズが買い付け、ウインドウに展示したことは、今でも語り草になっている。そうした取り組みをここでもできたらいい」と話すと、ルオ社長は「私たちも伝説が生まれる場所にしていきたい」と意気込んだ。

バーニーズ ジャパンは「ここのがっこう」を継続的なリテールパートナーと位置付け、今後も修了生を含む若手クリエイターを紹介する機会を設ける。あわせて、日本やアジアのブランドの発掘・買い付けも強化していく方針だ。

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