ファッション

「オニツカタイガー」がミラノの観光地に新たな旗艦店 カフェも併設

「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」はこのほど、イタリア・ミラノに新たな旗艦店をオープンした。観光名所のドゥオーモに近いリバティ広場の「リバティ・タワー」に入る。店舗面積は516平方メートルで、グランドフロア、中2階、1階の3フロアで構成する。カフェも併設した。ミラノ・ファッション・ウイーク初日の9月22日にはレセプションを開き、アシックスの廣田康人会長、副社長でオニツカタイガーカンパニー長の庄田良二氏らが出席した。欧州でのブランド認知向上につなげる狙いだ。

3層で構成 フロアごとに商品と空間を使い分け

店舗設計は、ミラノを拠点とする建築事務所スタジオ・ディニ・カタルディ(STUDIODINICATALDI)が手掛けた。ブランドを象徴する黄色を基調に、日本の伝統とイタリアの美意識を組み合わせた。

玄関口となるグランドフロアには、黄色のジャッロ・シエナ大理石とダークカラーのテラゾー床、リガート仕上げのスチールを採用。一部のコレクションアイテムやパフュームが来店者を出迎える。

中2階には、日本製にこだわる「ニッポンメイド(NIPPON MADE)」シリーズをそろえ、照明を抑えた空間でクラフツマンシップを訴求する。1階はブランドカラーの黄色をより強く打ち出し、ブランドのベストセラーである「メキシコ(MEXICO)」シリーズをはじめ、ミラノ・ファッション・ウイークで発表する「イエローコレクション」を並べる。ブランドの定番商品とファッション性の高いラインを一つのフロアで見せ、商品構成の幅を打ち出した。

「カフェ オニツカタイガー」を併設し、食でもブランド体験

リバティ広場に面した「カフェ オニツカタイガー」では、クリームパンやカレーパンなどの軽食、抹茶、コーヒーなどを提供。メニューは、ミラノを拠点に飲食事業を手掛けるカゾク・スタジオ(Kazoku Studio)が監修した。テラス席も設け、店内利用とテイクアウトの双方に対応する。ファッションだけでなく、デザインや食まで含めたブランド体験の場と位置付ける。

27年1月に分社化 国内外で大型店の出店を加速

アシックスは2027年1月1日付で、「オニツカタイガー」事業を100%子会社のOT GROUPに承継する予定だ。各国の地域事業会社が担う同ブランドの事業も分社し、OT GROUPをグローバル本社、その傘下に販売や製造などの機能を担う子会社を置く体制に再編する。

分社化に先立ち、国内外では大型店の出店も加速している。7月には東京・新宿に1837平方メートルの世界最大級の旗艦店を開業したほか、同月に上海、8月に名古屋へ出店。今回のミラノに続き、ソウルにも大型店を計画し、27年2月には1822平方メートルの店舗をロサンゼルスに開き、米国市場に再進出する。25年12月期の売上高は1365億円まで拡大しており、欧米を含むグローバル市場で店舗網を広げる

◼️オニツカタイガー ピアッツァ リバティ ミラノ フラッグシップ ストア

オープン日:2026年9月11日
住所:Piazza del Liberty, 4, 20121 Milano, Italia
営業時間:10:00〜20:00

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